福岡市南区老司01 リポート⑤ ~上棟式~
こんにちは
本日、8月24日(月)、福岡市南区老司にて上棟式を執り行いました
夕方から雨の予報が出ていますが、朝方は清々しい天気に恵まれました
本日も皆、安全第一に頑張ります
▼朝8時前、施主の到着です。現場監督2人に見つめられているしゅう君は少し眠そうかな
▼現場監督の木村がしゅう君に何やら話しかけていますね何を話しかけているんでしょう
▼朝8時になりました棟梁の泊(とまり)大工を先頭に建物の四隅をお清めしていきます。
まずは、泊大工が塩をまきます。
▼そのあと施主がお神酒で清めます。
▼そして、木村現場監督が米を置きます。
▼四隅を清めたら、皆で工事の安全を祈って乾杯ですカンパーイ
▼それでは作業開始です大工の皆さん本日もよろしくお願いいたします
まずは、2階まで伸びる通し柱を四隅に設置して、続いてそれぞれの柱を立てていきます。
▼柱を立て終わると、建物の周りをぐるりと囲う「胴差し」と呼ばれる横架材を組んでいきます。
▼胴差しは非常に重い部材になるので、こうしてクレーンで持ち上げます。ロープの先についている黄色いツメに部材を挟んで持ち上げ、所定の位置まで運びます。
▼そしてロープを引っ張ると…。
▼なんとワンタッチで部材から外れました昔は手作業だったそうですが、建築現場も時代の流れに合わせてどんどん進化していますね
▼ただ場合によっては、こうして人力で持ち上げることもします 大工さんは本当力持ちばかりです
▼目の前では継ぎ手の真っ最中一本の梁や胴差しの長さには限界がありますので、こうして継ぎ手をして長くします。
▼続いて「かけや」と呼ばれる木製ハンマーで打ち込んでいきます。近くで見ると迫力満点です
▼こうして、胴差しや梁を組み終わると、金物でしっかり固定していきます
▼作業開始から約50分経ちました。続いて2階の作業に取り掛かりますまずは、梁と梁の間に横架材と呼ばれる部材を組んでいきます。
▼そして、横架材を金物で固定します。ただし、この段階ではまだ仮留です。その答えは後ほど
▼そのころ1階では、建て入れ直しと呼ばれる作業が始まりました。
これは、建物に傾きが生じないように垂直を取る大変重要な作業ですここでは棟梁の泊大工と高田大工の熟練大工が2人一組で行います
▼完璧に垂直が取れました
▼建て入れ直しが終わると、先ほど仮留していた金物を締め込んでいきます。こうして後から締め込むことで、後から建物が傾かないようにしているのです
さあ、続いて床板を敷き詰めていきます
▼床板を敷きながら、隣では「プシュ!プシュ!」と音を立てながら「エア釘打機」でリズムよく釘を打ち込んでいきます
▼2階の床板を敷き終わると、1階と同様に柱を立てていきます
大工さんが手に持っているのは、手作り道具のひとつ大工さんは道具すら作ってしまうツワモノなのです
▼こちらではベランダの手すりの部分を作っています。だんだんと形になってくると楽しいですね
▼10時になりました。ここで大工さんたちは少し休憩。
▼休憩後、木村現場監督は、金物の穴に「現場発泡ウレタン」を施工していました。非常に細かい作業ですが、これが断熱性を高めるために重要な作業になります
▼はみ出している部分は後から綺麗にカットされますのでご心配なくこうして、1つ1つの穴を埋めていきます
▼午前中の作業もそろそろ終盤です。屋根部分の横架材や火打梁の設置が着々と進んでいます。
▼1階と同様に2階も建て入れ直しをしていきます。
▼そして金物で固定していきます
▼こちらは棟木を支える小屋束です。上棟はもう間近です
▼大工職人が連携して棟木をかけやで打ち込んでいきます。
▼そして無事上棟しました
▼上棟しましたが、作業は進みます。続いて「かすがい」と呼ばれる金物で小屋束と母屋を固定していきます。
▼田口大工(後ろ姿ですが…)は、屋根に傾きがないかチェックします
▼ひもをピンと張って垂木を設置するポイントにズレがないか念入りに確認します
▼反対から見るとこんな感じ。垂木を設置する窪みの部分が一直線上に綺麗に並んでいます。
▼今回は、段違い屋根になるので、短いほうの屋根を施工する前に「耐力面材」を張り付けていきます。
▼反対側からみるとこんな感じ
▼12時を少し回りました。この時点で垂木までの設置が完了です。この後は、上棟式の楽しみのひとつ昼食会です
▼施主が初めての我が家に足を踏み入れます笑顔で嬉しそう
▼昼食会の前、住宅コンシェルジュの占部と現場監督の木村からご挨拶させていただきました
▼そして乾杯
▼ご主人と奥様、そしてしゅう君、3人揃っての笑顔の一枚しゅう君の笑顔にスタッフ全員完全に癒されました
▼昼食会の後は、施主と泊大工と占部が談笑していました。泊大工、何を照れているのかな
▼さてさて談笑も終わり、施主は現場で打合せ
▼屋根では作業が再開されました運ばれてきたのは、遮熱対策が施された外断熱材の「キューワンボード」です
▼キューワンボードを垂木の上に敷き詰めていきます。
▼壁からはみ出した部分は丁寧にカット。
▼気密を保てるように気密テープを隙間という隙間に貼っていきます。
▼キューワンボードを敷き終わると、「通気胴縁」をビスで固定します。
▼下に降りると高田大工が1階の屋根の施工中でした。垂木をビスで固定している作業の真っ最中ですいつもカメラマンに気を使ってくれる高田大工がビスの比較ができるように作業を一旦停めてくれました。「恐縮です
」と言いながらパシャリ
ビスの長さが分かりますかこれを電動ドライバでしっかり打ち込んでいきます
▼再び屋根へ。1人がビスを仮留し、後ろから打ち込みながら連携して作業を進めます
▼こちらでは、泊棟梁の息子の泊好樹大工が「野地板」と呼ばれる板を貼る前に軒先の長さを測っています。
▼先ほどの作業で通気胴縁に印をつけました。今度はその印を目印に野地板を敷き詰めていきます。
▼野地板を敷き終わる頃に、「ルーフィング」と呼ばれる防水シートがクレーンで運ばれてきました
▼ジャーン
▼あとは木くずをきれいに除去した後、ルーフィングを設置して、最後にブルーシートで家全体を覆うと本日の作業は全て終了です
本日の上棟誠におめでとうございます