断熱材はキューワンボード
断熱材には多くの種類がありますが、福岡工務店では外断熱の工法と相性が良く、断熱性能が高いキューワンボードを使用しています。
本記事では、キューワンボードの特徴やキューワンボードの正しい施工などをご紹介しています。
キューワンボードとは
キューワンボードとは、経時断熱性能に優れた高性能硬質ウレタンフォームで、面材には、遮熱性能に優れた赤外線高反射タイプのアルミ箔が使われています。さらに、断熱性能に優れているだけでなく省エネにも貢献してくれます。
キューワンボードの特徴
断熱材は断熱性能に直結している重要な建材です。ここでは、福岡工務店が使用しているキューワンボードの特徴をご紹介します。
キューワンボードは硬質ウレタンフォーム
発砲樹脂系断熱材の断熱性能は、製造直後から経時に伴い低下して概ね一定値に収束します。キューワンボードは上図の電顕写真のようにセルの微細化による初期値向上に加え、経年変化を抑えることにより長期性能の向上も可能にしました。
キューワンボードの表面はアルミ箔面材
アルミ箔面材は、高性能硬質ウレタンフォームを水蒸気や紫外線などから保護するだけでなく難燃性の向上も期待できます。また、高い赤外線反射率によって夏季の遮熱効果があり、高性能硬質ウレタンフォームの断熱性能と併せることで省エネに貢献します。
キューワンボードの熱伝導率
熱伝道率とは、数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを示すため断熱性能が高いと言えます。
断熱材 | 熱伝導率 W/(m・K) |
---|---|
硬質ウレタンフォーム(キューワンボード) | 0.021 |
硬質ウレタンフォーム2種2号D | 0.024 |
ビーズ法ポリススチレンフォーム(EPS) | 0.034 |
高性能グラスウール24K | 0.036 |
セルロースファイバー | 0.038 |
ロックウール | 0.038 |
現場発泡硬質ウレタンフォーム | 0.04 |
グラスウール10K | 0.05 |
キューワンボードの正しい施工
断熱材は専用のビスで止めて、断熱材と断熱材の継ぎ目は専用のテープで貼ります。雨水防止のためテープの貼り方も細かく決まっています。また、工程が進んでしまってからでは埋めることができない隙間や熱橋部分へのウレタン充填も工事の進捗に合わせて実施します。
このように正しく施工することで断熱材の性能を最大限に引き出せるようになり、高気密高断熱の住宅につながります。
まとめ
本記事では、キューワンボードの特徴やキューワンボードの正しい施工などをご紹介しました。
様々な断熱材が存在している中で、福岡工務店がキューワンボードを使用している理由はご理解いただけたと思います。
しかし、どれだけ優れた断熱材を使用しても、正しい施工をしなければ性能を最大限に引き出すことはできないため、きちんと断熱効果を発揮する家にお住まいになりたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。