高断熱に不可欠な樹脂サッシ
家の断熱性能において最も重要なのは開口部(窓や玄関ドア)の断熱性能です。室内外の熱の移動を100%とした時に「冬は60%」「夏は70%」が開口部で発生します。
福岡工務店では、トリプルガラス(ダブルLow-E・アルコンガス)と樹脂サッシの組み合わせを標準としています。窓の熱還流率は「0.94W/(㎡・K)以下」と非常に優れた断熱性能です。
樹脂サッシについて動画で解説
樹脂サッシとアルミサッシの違い
一般的な住宅の窓には主にアルミサッシが使用されています。アルミサッシは強度が高くて軽い、コストが安いなどのメリットがありますが、断熱性能や気密性能が悪いため、結露が発生しやすいなどのデメリットがあります。
一方、福岡工務店が標準にしている樹脂サッシは、断熱性能や気密性能に優れているため、結露が発生しにくいなどのメリットがありますが、コストの高さや窓自体が重いなどのデメリットがあります。
樹脂サッシは結露と無縁
建物の屋根や壁の断熱性能が向上すると、熱の移動の比重は窓のほうが大きくなります。夏や冬に窓付近に立つと、暑さや寒さを感じるのはそのためです。
結露は、暖かく湿った室内の空気が冷たいガラス面やアルミの窓枠に接触することで水滴となって発生します。したがって、外気の冷たさを伝えにくいトリプルガラスの樹脂サッシは、結露がほとんど発生しないのです。
快適に暮らせる家にするには、断熱性能が高いサッシは不可欠です。アルミサッシは樹脂サッシと比べると1000倍も熱を通しやすいため、暑さ・寒さ・結露の最大の原因になってきました。このような理由から、福岡工務店では樹脂サッシを標準にしています。
福岡工務店の樹脂サッシ
福岡工務店では、エクセルシャノンの「トリプルシャノンIIx」とリクシルの「樹脂窓EW」の2種類を標準にしています。
エクセルシャノン「トリプルシャノンIIx」
エクセルシャノンは、堅牢・機能・デザインにこだわる樹脂サッシ専業メーカーです。トリプルシャノンIIxは、エクセルシャノン製品の中でも国内最高クラスとも言われる断熱性能を持つトリプルガラス樹脂サッシです。
サッシの熱貫流率
熱貫流率とは、数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを示すため断熱性能が高いと言えます。トリプルシャノンIIxの熱貫流率は「Uw = 0.94W/(㎡・K)」です。
ダブルLow-Eトリプルガラス
Low-Eガラス | 室内側と室外側にLow-Eガラスを採用。ガラス層厚は39mm、中空層幅は15mmです。引き違い窓の場合、ガラス層厚は31mm、中空層幅は11mmです。 |
アルゴンガス | 一般的な空気と比べて、約1.5倍も熱を伝えにくいアルゴンガスを中空層に充填して断熱性能を高めています。 |
スペーサー | ウォームエッジスペーサーを採用することで、ガラス端部の熱損失や結露などを抑制します。 |
リクシル「樹脂窓EW」
リクシルは、住宅設備および建築材料における業界最大手メーカーです。樹脂窓EWは、国内トップクラスの断熱性能を実現しながら、額縁のようなフレームがインテリアを美しく演出するトリプルガラス樹脂サッシです。
サッシの熱貫流率
熱貫流率とは、数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを示すため断熱性能が高いと言えます。樹脂窓EWの熱貫流率は「Uw = 0.86W/(㎡・K)」です。
ダブルLow-Eトリプルガラス
Low-Eガラス | 室内側と室外側にLow-Eガラスを採用。トリプルガラスの中間ガラスを1.3㎜という特殊薄板ガラスにすることで断熱性と軽さを両立しています。 |
アルゴンガス | 一般的な空気と比べて、約1.5倍も熱を伝えにくいアルゴンガスを中空層に充填して断熱性能を高めています。 |
スペーサー | 樹脂スペーサーを採用することで、ガラス端部の熱損失や結露などを抑制します。 |
福岡工務店の樹脂サッシの特徴
福岡工務店の樹脂サッシには、断熱性能や気密性能だけでなく、遮音性能や耐久性能など多くの優れた特徴があります。
優れた断熱性能で防暑防寒になるサッシ
アルミに比べて1000倍も熱を通しにくい樹脂フレームと、アルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスの組み合わせで優れた断熱性能を発揮します。
ローコスト住宅などが採用しているアルミサッシ+ペアガラスと比較すると約80%も熱を通しにくいため、冬でもカビやダニの発生源となる結露がほとんど発生しません。
優れた気密性能で隙間が少ないサッシ
気密性能は、JlS/A4706・JIS/A4702の規定により下の表の等級が決められており、JISの最高等級「A-4等級」を大きく上回る性能を維持します。
等級 | A-1 | A-2 | A-3 | A-4 |
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用途 | 通気性の必要な部位 | - | - | |
- | 一般建築用 | - | ||
- | - | 断熱・防音・防塵建築用 | ||
呼称 | 室内サッシ・ドア | 普通サッシ・ドア | 断熱・防音サッシ・ドア |
優れた遮音性能で防音対策になるサッシ
気密性能が高いということは隙間が少ないので遮音性能にも優れます。特に交通量の多い道路に面した家では遮音性能の高さを実感できます。
遮音性能とは、室外から室内へ侵入する音、室内から室外へ漏れる音をどれだけ遮るかを示す性能で、騒がしい街中レベルの騒音が静かな公園レベルまで低減されます。
優れた防災性能で強い雨風にも安心
水密性能は、雨風による漏水への安全性を示します。JISの規定により下の表の等級が決められており、福岡工務店の樹脂サッシは「W-4」です。
等級 | W-1 (100Pa) | W-2 (150Pa) | W-3 (250Pa) | W-4 (350Pa) | W-5 (500Pa) |
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用途 | 市街地住宅 |
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| 市街地ビル |
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| 高層・強風地域用 |