高断熱材のキューワンボード
屋根・壁・基礎・床に使用する断熱材には、施工方法や断熱性能に応じてさまざまな種類があります。そして、断熱材の性能は「厚み」と「質」によって決まります。
福岡工務店では、断熱性能に加えて夏の日光を遮る遮熱性能も備えた断熱材「キューワンボード」を使用しています。断熱材の熱伝導率は「0.021W/(m・K)」と非常に優れた断熱性能です。
キューワンボードとは
キューワンボードとは、経時断熱性能に優れた高性能硬質ウレタンフォームで、表面には遮熱性能に優れた赤外線高反射タイプのアルミ箔が張られています。断熱性能と遮熱性能に優れているため、夏も冬も快適な暮らしを実現します。
キューワンボードの特徴
福岡工務店が使用しているキューワンボードの特徴をご紹介します。断熱材は断熱性能に直結する重要な建材です。
キューワンボードは硬質ウレタンフォーム
発泡プラスチック系断熱材は、製造直後から時間が経つほど断熱性能が低下して概ね一定値に収束します。キューワンボードは、上の図の電顕写真のようにセルを微細化することで初期性能の向上に加え、経年変化を抑えることで高い持続性も兼ね備えます。
キューワンボードの熱伝導率
熱伝道率とは、数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを示すため断熱性能が高いと言えます。キューワンボードの熱伝導率は「0.021W/(m・K)」で、他の断熱材と比較しても優れた断熱性能です。
キューワンボード | 0.021 |
硬質ウレタンフォーム | 0.024 |
フェノールフォーム | 0.026 |
ロックウール | 0.038 |
セルロースファイバー | 0.040 |
ポリエチレンフォーム | 0.042 |
ポリスチレンフォーム | 0.043 |
グラスウール | 0.050 |
キューワンボードの表面はアルミ箔面材
キューワンボードの表面にはアルミ箔が張られています。それにより、高性能硬質ウレタンフォームを水蒸気や紫外線などから保護し難燃性も向上します。また、高い赤外線反射率による夏の遮熱効果があり、断熱性能と併せることで快適性に貢献します。
キューワンボードの正しい施工
キューワンボードは専用のビスで留め、断熱材の継ぎ目は専用の気密テープで塞ぎます。雨水の侵入を防止するため、テープの貼り方も細かく決まっています。また、工程が進んでからでは埋めることができない隙間や、熱橋部分へのウレタン充填も実施します。
このように、断熱材は正しく施工することで本来の性能を最大限に引き出せるます。逆に、丁寧に施工されなければ、どれだけ高性能な断熱材を使用しても期待通りの性能を発揮できません。