快適な温度を保つ
断熱性能

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外気に左右されない外断熱

快適な暮らしに欠かせない断熱性能。福岡工務店では、基礎や柱や屋根などの構造躯体を断熱材で包み込んだ、魔法瓶のような家づくりをしています。

そのため、外の気温が35℃以上の猛暑日でも0℃以下の真冬日でも、家の中は常に半袖で生活できる快適な温度を保つことができます。また、家の中で温度差がないので、急激な温度差によって引き起こされる心筋梗塞や脳梗塞などのヒートショックの軽減にも繋がります。家は一生の住まい。老後まで見据えた時に、より健康的に生活できるのが外断熱の住まいです。

  • 外断熱の構造と特徴

    外断熱工法とは、建物の構造体を断熱材で覆う工法のことを言い、木造の場合、正式には「外張り断熱工法」と言います。

    断熱材よりも内側に柱や筋交いなどの家を支える部材がくるため、家を支える構造体が外気の影響を受けないのが外断熱工法です。外と室内の温度差が大きいほど部材は劣化しやすいのですが、そうした劣化を防ぎ、更には冬場に壁の中で生じる結露も防ぐので、建物全体が長持ちする特徴があります。また、高い気密性によって冷暖房に必要なエネルギーのロスを最小限に食い止めることができます。

  • サーモグラフィで比較

    目には見えない気密性能や断熱性能。これを見える化できるのがサーモグラフィカメラです。これからご紹介する写真は、サーモグラフィカメラを使用して「一般的な住宅」と「福岡工務店の高気密・高断熱住宅」を比較したものです。 色は赤から白になるほど高温になっていることを示し、緑から濃い青になるほど低温になることを示しています。撮影日はいずれも2018年8月上旬、35℃以上を記録した猛暑日です。

    窓付近の温度の変化

    住宅で最も熱の出入り(熱伝導)が大きいのが窓です。よく壁の断熱性能に目がいきがちですが、この窓を断熱性能の高い窓にすることで、室内の温度を快適に保つことができます。 ※下記写真は夏の猛暑を撮影したものです。冬は逆に冷たい空気が室内に伝わりにくくなります。

    • ▶︎ 一般的な住宅の場合

      一般的な住宅でよく見かけるのがアルミサッシ(窓枠)の窓。撮影して分かったことは、アルミサッシはベランダと同様に高温を示す白色になっており、そこから室内にいくにつれて徐々に温度が下がっています。つまり外の熱が窓を通過して室内に伝わっていることを示しています。冬は逆に冷たい空気が室内に伝わることになります。

    • ▶︎ 福岡工務店の高性能住宅の場合

      上記のアルミサッシと違い、福岡工務店の高性能住宅では「樹脂サッシ」を使用しています。撮影して分かったことは、樹脂サッシの場合、すでにサッシの部分で徐々に温度が下がり、室内では低温を示す濃い青色になるということです。つまり冬でも夏でも室内はほとんど外気の影響を受けず、エアコン一台で効率的な冷暖房が可能になります。

    壁と天井の境目付近の温度の変化

    住宅の施工において最も精度が求められる所。それが壁と天井の境目付近です。この境目付近の断熱材や気密処理の施工精度が低いと「断熱欠損」を引き起こし、外気の影響を直接受けることになります。特に冬場は断熱欠損した部分で「壁内結露」を引き起こし、壁の中でカビが大量発生する要因になります。また水分の重みで断熱材がズレ下がってしまうこともあり、断熱欠損がますます広がることがあります。

    • ▶︎ 一般的な住宅の場合

      壁と天井の境目付近が明らかに高温になっています。つまり断熱欠損を引き起こしている部分です。冬はこの付近で壁内結露が発生する可能性があります。

    • ▶︎ 福岡工務店の高性能住宅の場合

      わずかに色に変化が生じていますがほぼ均等になっています。つまり隅々まできちんと断熱材が施工され、気密処理も適正に行われている証拠になります。

  • 外断熱工法のメリット

    ランニングコストを軽減

    気密性が高いため魔法瓶のような家になります。冬は暖かい空気が、夏は冷たい空気が外に逃げにくくなり、エアコンの実働時間や稼働台数を減らせるため電気代を節約できます。

    結露の心配がなくなる

    樹脂サッシなどを取り入れることで結露の心配がなくなるので、ハウスダストの発生を抑えることができ、シックハウス症候群などの健康被害のリスクを減らすことができます。

    防音性が高くなる

    気密性が高くなるため、防音効果が高くなり外部の音が遮断されやすくなります。また、内部の音も外部に漏れにくくなるため、お子さまが遊び回っても近隣への心配が少なくなります。

    空間が広く使える

    外断熱工法は、屋根裏が室内と同じ環境になるため屋根裏空間が自由に使えます。吹き抜けにして天井の高い開放的な部屋にしたり、ロフトにしたりなど空間を有効活用できます。

    家が長持ちする

    躯体が外気の影響を受けることがなくなるため、躯体の損傷が少なくなり長寿命の家になります。外断熱工法は森林資源の消費を抑制することもできるエコロジーな家でもあります。

  • 外断熱工法のデメリット

    気密性が高くなるので、換気計画を怠ると家の中が蒸れやすくなることがあり、湿気がこもってカビの原因になります。

    気密性を高くするため、一面ガラス張りの巨大な窓を設けにくくなります。設計時の採光計画が大切になります。

    気密性が高くなるので、外の音が聞こえにくくなりインターホンが壊れるとお客さんが来たか分からないことがあります。

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壁や屋根の断熱・構造

  • 断熱材の重要ポイント

    断熱材の性能は熱伝導率と厚さで変わります。種類によってそれぞれ長所・短所があり、施工方法や注意点やコストも様々です。

    断熱材は、「屋根もしくは天井~壁~床下もしくは基礎」まで連続して施工するのが重要ポイントです。すなわち断熱欠損が生じないように施工しなければなりません。また繊維系断熱材の場合、一般的に防湿フィルムを室内側に施工して水蒸気の浸入を防ぐ必要があります。そして、この防湿層も連続して施工しなければなりません。最も普及している繊維系断熱材の袋入グラスウールの場合も、実際の現場では正しく施工されてあるのは稀で、ほとんどが雑で間違った方法で施工されています。

    外張り断熱の場合、コストは最も高くつきますが、連続した断熱層・気密層の施工が比較的容易で防湿フィルムは不要になります。専用の気密テープやスプレータイプの簡易発泡ウレタンなどで隙間がないように正しく施工すれば優れた性能が発揮できますが、間違った施工をした場合、欠陥住宅になる恐れがありますので特に注意が必要です。

  • 3種類の断熱工法

    • グラスウール

      建売住宅やローコスト住宅などの低価格重視の住宅はこの工法です。(当社では施工いたしません)一昔前の断熱材は、ほとんど繊維系断熱材であるグラスウールでした。最近ではグラスウール・ロックウール・羊毛などの繊維系断熱材、セルロースファイバー・発泡ウレタンなどの現場吹付断熱材など色々な種類の断熱材が普及しています。

    • 充填断熱

      価格も品質も両方重視される方にはこの工法。外張り断熱工法より劣りますが気密性は高くなります。断熱材を壁の場合は柱や間柱の間に、屋根断熱の場合はタルキの間に、天井断熱の場合は天井裏に、床の場合は根太間または大引き間に現場発泡ウレタンフォームを充填して施工する方法を、「充填断熱工法」と言います。

    • 外張り断熱工法

      より良い住環境を考えるとこの工法がベストですが、建築会社の施工精度に大きく左右されます。ポリスチレンフォーム・硬質ウレタンフォーム・フェノールフォームなどの板状断熱材を、壁の場合は柱や耐力パネルの外側に、屋根の場合はタルキや野地板の外側に張付けて施工する方法を「外張り断熱工法」と言います。

福岡工務店では、外張り断熱工法をお勧めしております。理由は、グラスウールでは施工時にどうしても隙間ができてしまい、十分な断熱効果を発揮することが難しいからです。

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基礎の断熱・構造

  • 福岡工務店では、基礎の部分まで外断熱にすることをお勧めします。

    普通の住宅の場合、基礎部分(1階床下)は基礎立ち上りコンクリート部分の外周に床下換気口(今では基礎パッキン工法が一般的)を設け床下を自然換気します。しかし、それでは床下の環境が外気と同じになってしまうため、床下の隙間から室内へ、夏は熱気が冬は冷気が入り込み梅雨時は湿気でジメジメしてしまいます。

    そこで、床下も室内と同じ環境にするため、基礎の外周部を断熱層・気密層にします。これを「基礎断熱」と言います。

    基礎断熱の場合、換気と気密が重要になります。24時間計画換気の排気口を床下に設け、床下を常に負圧状態にすることで、夏は室内の冷気が冬は室内の暖かい空気が床下に流れ込むようになります。そうすることで床下も室内と同じ環境になり、構造体が季節を問わず外気の影響を受けず建物を長持ちさせることができるのです。

  • 2種類ある基礎断熱工法

    基礎断熱の方法は、基礎の内側に断熱材を設置する「基礎内断熱」と、基礎の外側に断熱材を設置する「基礎外断熱」があります。

    福岡工務店では、基礎コンクリートの建物外周部立上がり部分を室内環境と同化・蓄熱させることで、床下の温熱環境を著しく向上させることができる「基礎外断熱」を採用しています。しかし、地中からの白蟻の侵入を招きやすいという欠点がありますので、解決策として防蟻材入りの断熱材を使用し、更に基礎コンクリートのベース全面に特殊な防蟻シートを敷き詰める施工を行い対策を取っています。更に当初5年間は保証も適応されます(損害額上限300万円の保険付)。また、5年後に点検して異常がなくても更新可能です。保険料は5年分で5000円(税抜)なので費用面でも安心です。