県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

コロナ渦によるテレワークの普及や地方自治体の移住支援の拡充により、離れた場所に移住するという話を耳にする機会が増えてきました。

本記事では、県外(遠方)から家を建てる際のポイントや住宅ローン利用の注意点、建築会社を選ぶ際の基準などについてわかりやすく解説します。

 

 

 

県外に暮らしながら福岡に家を建てる

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

福岡県外の遠方にお住まいの方で、福岡県内に家を建てたいとお考えの方の中には、「そんなことが可能なの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

結論から申し上げますと、「リモートでの家づくりに慣れた建築会社であれば可能」です。

 

コロナ禍が家づくりの常識を変えた

2019年末からのコロナ渦で、職場に出社することが当たり前だった仕事も、自宅からのテレワークで対応できるようになっていきました。

建築業界も同様に、「人と会うのは抵抗があるけど家はつくりたい。」というお客様のニーズに対して、ZOOMなどを使用したWEBミーティングが一般化しました。

そのような流れから、ITを活用できるハウスメーカーや工務店であれば、福岡県外の遠方にお住いの方であっても、問題なく福岡県内に家を建てることが可能だと考えることができます。

 

 

県外に家を建てる際の建築会社選び

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

県外から家を建てることができる建築会社の特徴として、以下の3つのポイントが挙げられます。

●県外のお客様との実績はあるか
●現場管理や情報共有ができるか
●土地探しを任せることができるか

それぞれ順番に解説します。

 

県外のお客様との実績はあるか

遠方でも近隣でも家を建てる現場の施工は同じです。しかし、打ち合わせにおいては、WEBミーティングならではの配慮が必要になることもあります。

対面であれば直接触って体感できる模型なども、WEBミーティングであれば直接触れることはできません。そのため、対面以上に丁寧なご説明が必要になるのです。

建築会社が遠方のお客様との家づくりに慣れていない場合、コミュニケーションが上手くいかずストレスを感じることになってしまう恐れがあります。

 

現場管理や情報共有ができるか

定期的に現場を訪れることができれば、様子を見ながら気になるところを質問できます。しかし、遠方からの家づくりではなかなか現場を見れません。

特に壁の中の構造などは、家が完成すると見えなくなってしまいます。工事過程をご自身で確認できないため、しっかり作ってくれているか不安に感じることもあるでしょう。

安心して家づくりを進めるには、現場管理や情報共有が非常に重要です。どのような頻度で、どのように報告してくれるのか、事前に確認しましょう。

 

土地探しを任せることができるか

遠方から家を建てる際に最も難しいと言えるのが土地探しです。福岡でも人気のエリアはなかなか理想に合う土地が見つからないというのが現状です。

近隣であれば、インターネットなどで気になる土地が見つかったら、現場を見に行って買い付けをおこなうというスピード感ある対応が可能です。しかし、遠方から急に現地を訪れるというのは現実的ではないでしょう。

そのため、土地探しも任せられる建築会社を選ぶことが重要です。土地との出会いは一期一会なので、スピード感ある対応ができるかを見極めましょう。

 

 

県外に家を建てる際の住宅ローン

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

県外などの遠方から家づくりをおこなう場合は住宅ローンにも注意が必要です。

現在、家を建てる方の約8割が住宅ローンを活用しています。ローン審査は様々な項目を審査されますが、9割を超える金融機関で「勤続年数」が審査項目となっています。

転勤であれば大きな問題は起こりませんが、転職となれば勤続年数はゼロからスタートです。現金で支払いをおこなわなければならない可能性もありますので、しっかりと資金計画をおこないましょう。

 

移住者向け住宅ローン

地方創生など地方への移住が促進されているにも関わらず、家を購入して移住するという選択肢がないのは矛盾しています。

そのような問題を解決できるものとして「移住者向け住宅ローン」があります。特別金利や勤続年数の条件を緩和した住宅ローンもありますので、転勤以外で移住を考えている場合は、地方自治体の移住支援サイトを見るのも良いでしょう。

 

 

県外に家を建てる際のポイント

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

県外から家を建てて後悔しないためには、以下の3つのポイントが挙げられます。

●スケジュールに余裕を持つ
●細かく進捗報告してもらう
●可能な限り現地へ行く

それぞれ順番に解説します。

 

スケジュールに余裕を持つ

県外の方との家づくりの経験上、対面での家づくりと比較して時間を要します。現地を訪れることができない分、より詳細な情報を整理してお伝えする必要があるためです。

また、WEBミーティングでは細かなニュアンスが伝わりづらいため、通常よりも丁寧に説明をおこなう必要があります。そのため、ミーティングの時間が長くなる傾向にあります。

「予定していたタイミングに間に合わなかった」とならないために、家づくりにかける期間も打ち合わせの時間も、スケジュールに余裕を持ち早めの行動を心がけましょう。

 

細かく進捗報告してもらう

遠方にお住まいの場合はなかなか現場に行くことができません。しかし、一生に一度のことなので、家づくりがどのようにおこなわれているかは気になるところだと思います。

大企業では、システムを活用して定期的に情報を送ってくれます。また、中小企業の福岡工務店では、現場監督が週に1~2回は現場を訪れて撮影し、専用サイトで共有しています。

特に地場の小さな工務店に依頼する場合は、細かく進捗報告をもらうようにお願いしましょう。それができない建築会社は、遠方か近隣かに関わらず選ぶべきはありません。

 

可能な限り現地へ行く

時間・費用の面でも、遠方にある現場を何度も訪れるのは難しいでしょう。普段はWEBミーティングで問題ありませんが、地鎮祭や上棟式は現地へ行くことをお勧めします。

地鎮祭では、更地の状態なので土地の広さを確認できます。また、上棟式では、構造が組みあがるため間取りをイメージしやすく、誰が建ててくれるのかを知ることができます。

仕事にプライベートにお忙しいかも知れないですが、家が完成してからの思い入れも強くなるため、建築会社とご相談しながら、可能な限り現地を訪れてみてください。

 

 

まとめ

県外(遠方)から家を建てる際のポイント【住宅ローンの注意点まで解説】

本記事では、県外(遠方)から家を建てる際のポイントや住宅ローン利用の注意点、建築会社を選ぶ際の基準などについてわかりやすく解説しました。

県外から家を建てる場合は、なかなか現地を見に行けないことによる不安や、対面の場合に比べて時間を要するというマイナス面があります。

しかし、コロナ渦を経てWEBミーティングが一般化したことや、情報伝達システムの整備により、離れていても安心して相談や状況を確認できるようになっています。

県外などの離れた場所にお住まいのまま、福岡で家を建てることを検討している方は、県外や遠方の方との家づくりの経験が豊富な福岡工務店へ、ぜひ一度お気軽にご相談ください。