福岡工務店は気密を一番に推していて明確な強みがあるのがよかったです。
町田様ファミリー
福岡工務店のことをどのように知りましたか？
ご主人：私が土地や工務店を見ていく中で、ある条件付き土地がふれんずに掲載されているのを見つけました。お盆の時期だったと思うのですが、問い合わせを入れた際に対応してくれたのが営業の正木さんでした。福岡工務店を知っていたわけではなく、いい土地を探している中で見つけたということですね。
高気密高断熱で性能のいい家を建てたいという想いを持ちながら、先に条件付き土地を見つけたので、その時は「自分の好きな住宅会社で建てられず、性能のいい家は実現できないかも」と思っていました。ところが、福岡工務店で話を聞いてみたら「できるじゃーん」と思って（笑）運命的な出会いでしたね。
奥さま：元々、家を持ちたいというところから始まって、戸建てかマンションか、戸建てなら建売か注文かというのを夫婦で話していた頃に、いま主人が話したようなことがあったんです。
ご主人：僕は実家が戸建てだったのでそのイメージが強かったのですが、妻の実家はマンションでした。だから、お互いに戸建てとマンションの良い所と悪い所の話をしていましたね。
他に比較検討をされた建築会社はありますか？
ご主人：SUUMOカウンターで何社か紹介してもらいました。駅前工務店さん、大英産業さん、飯田グループさんあたりですね。当時からハウスメーカーでの建築は考えていませんでした。
インターネットで調べていた際、「展示場に行くとよくない」という情報を見ていたのと、広告をたくさん出しているということは、そちらにお金を使っているということだから、それよりは工務店がいいかなと思っていました。
奥さま：その頃は、この子が生まれて半年くらいで育児休業中だったのですが、子育てに一杯一杯で家について調べたりできませんでした。だから、リサーチは夫に任せて家でプレゼンしてもらって、「いい」とか「いや」とか伝えていました（笑）
ご主人：リノベーションもありかなとは思っていたのでマンションも検討していましたね。それから、福岡市にどれだけこだわるかも話していました。
奥さま：私の実家が福岡市内のマンションだったので、マンションには抵抗なかったのですが、子育てで母の手も借りていたので、福岡市から離れることには若干抵抗がありました。
そうは言っても、予算や子育ての環境を考えたら福岡市に固執する理由もありませんでした。総合的に「いい土地」「いい家」「いい会社」に出会えたらいいよねという感じで、視野は広めにリサーチしてもらっていましたね。
ご主人：リノベーションを前提のマンションのモデルケースも見学しました。予算を考えたら福岡市内に注文住宅の戸建ては無理という感覚でしたね。
奥さま：通勤の便も考えました。二人とも同じ職場なのですが、福岡県内に複数の拠点があって県内全域に転勤の可能性があったんです。
だから、あまりに通勤が不便な場所に家を買うと、一人は通勤しやすくても一人が大変ということもありえます。ワークライフバランス的にも微妙だよねとなって、福岡市内は現実的ではなくなっていきました。そのような流れでエリアは絞られていきましたね。
ご主人：拠点のある街に住みたいとは思っていました。そうすれば、一人が転勤になり通勤時間が長くなっても一人は通勤時間を短くできます。
大野城や春日や筑紫野は人気のエリアだと思うのですが、そこに家を建ててしまうと拠点がないため、夫婦ともに通勤しなければならなくなるんです。家庭での生活を考えるとそれも困るねとなりました。結果的に拠点のある久留米は一番条件がよかったんです。
福岡工務店を選んで頂いた理由を教えてください。
ご主人：気密を一番に推していらっしゃるところが大きな理由になったと思いますね。「性能を重視するためデザインに制約が出る」というところも初めに誠実に言ってくれていました。私たちはデザイン性より機能性に重きを置いていましたが、その辺りもちゃんと教えてくれましたからね。
それに、自分の会社の強みをドンと持っている建築会社がいいなと思っていたんです。その中で、高気密高断熱をしっかりと数字で示してくれていたのは大きかったです。もちろん土地が結んだ縁ではありましたが、ベストな選択ができたんじゃないかと思っています。
これまでの家で不満だったことはありますか？
ご主人：全面が開けていて街がバーンと見える、眺望がいい賃貸マンションだったのですが、全面窓で北向きだったのでとても寒かったんです。眺望とのトレードオフなんですけど、寒いので光熱費もそれなりにかかっていました。サッシはアルミだったし（笑）
広さはこの家の一階部分くらいだったのですが、光熱費は二階建ての今と同じくらいかかっていました。そこにプロパンガスの料金が乗っていたという部分は一番の不満でしたね。
立地は博多駅から徒歩15分くらいとよかったのですが、「ここで子育てはできないね」という感覚はありました。保育園に入った後に転園で友達と別れさせるのも可哀そうだなと思いましたし、保育園に入って社会性が出てくる前に家づくりしたいなと思いました。
奥さま：家そのものへの不満というより、結婚する時に通勤の便を最優先に考えて選んだので、公園も少なかったりスーパーも小さかったり、子育てに向いているとは感じられませんでした。働きながら暮らすにはいいですけど、子どもが成長してからもずっと住みたい街かどうか考えた時に、あまり魅力的じゃないような気がしていました。
家づくりの過程で悩みや不安はありましたか？
ご主人：自宅が博多で建築は久留米だったので、毎日見に行くことはできませんでした。現場はできるだけ見に行きたいという想いがありましたので、そういう部分の不安感はあったと思います。だから、途中経過をホームページにアップしてくれる「現場リポート」がすごく楽しみで（笑）
ホームページにアップしてくれるから、皆に共有できるというのもよかったですね。それでも、3～4回はお願いをして現場を見に行かせてもらって話を聞きました。若い棟梁でしたが非常にパッションのある方で、こちらからの質問にも答えてくれるけど棟梁からも色々な話をしてくれました。
奥さま：子育て中で、気密検査以外は現場に行くことができなかったのですが、ホームページで進捗は見られていたので漠然とした不安のようなものはありませんでした。
福岡工務店の対応で残念だったところを教えてください。
奥さま：窓が一カ所、途中まで図面と違う位置についてしまっていたことですね。
ご主人：気密検査で高さが違うことに気がついたんです。特にその窓は理由があって「この高さじゃないと困る」というものだったので、仕方ないでは済ませられない部分だったんですよね。
奥さま：それがわかった時に、「窓がこのままでよければ別の部分で補填させていただきます」とご提案をいただいたのですが、自由な設計に魅力を感じていましたし、こだわっていた部分だったので、提案のひとつとはいえ「このまま」という言葉が出たのは残念でした。結果的にやり直していただいたので、出来上がりへの不満はありません。
ご主人：人がつくるものだから仕方ない部分もあるとは思うのですが、ミスが多かったように感じました。玄関横の車を停めている部分は基礎が付かない予定だったのですが、基礎を打ってしまっていたんです。そのせいで15㎝ほど段差ができてしまいました。そうなると車が入れなくなってしまう。
そこも直してもらいましたが、結構お金がかかったんじゃないかと思うんです。そういったことが続くと大変だろうと思うんですよね。私達もオーナーになって福岡工務店には末永く続いてほしいと考えているので、担当の方の負荷が大きくないか？というのは感じてしまいますね。
福岡工務店の対応で良かったところを教えてください。
ご主人：地鎮祭や上棟式などのセレモニーをしっかりやってもらったことですね。福岡工務店の皆さんはやらされている感がなく、「楽しくやっています」という雰囲気で嬉しく思いました。
あとは、近隣へのご挨拶についても一緒に回っていただくようにお願いしましたが、「自分の仕事」という感覚でやってくれているように見えたので、ありがたかったし頼もしくもありました。
奥さま：インテリアコーディネーターの原田さんが色々と提案してくださったことですね。夫婦の共通認識として自分達のセンスに自信がないというのがあったし、色の好みも違ったのですが、いい落としどころを提案していただけました。だから、インテリアにも満足しています。
ご主人：外観もそうだよね。僕が最初に「こうしたい」と考えていた外観とは全然違うもんね。
奥さま：そうそう。夫婦の想いは全然違ったのですが、いい落としどころを提案してもらって、どちらかが妥協したというカタチではなく、「提案してもらったものがいいね」となりました。
ご主人：なったね。
奥さま：細かい部分を決めていく際には、「原田さんはどう言うかな？」とか「原田さんにお願いしよう」という感じでした（笑）
あとは、子どもを連れて行った際の対応です。的場の事務所に子どもを連れて行った時に、スタッフの方がついてキッズスペースで遊ばせてくださっていたことがありました。家族で打ち合わせに行くと夫がメインで打ち合わせをして、私は子どもを見ながらちょこちょこ顔を出すという風になりがちです。
だから、ガッツリ関わることができないのですが、その日は子どもを見てもらっていたので、私もしっかりと話に入ることができました。私達以外にも子育て世帯の方は多いと思うので、そういうスタッフがいらっしゃるのはいいなと思いました。あとは、最終的に住んでみて居心地がいいことですね。
ご主人：そこが一番だよね。
これから家づくりされる方にアドバイスをお願いします。
ご主人：家づくりに関して、「どういう暮らしをしたいのか」「どういう生き方をしたいのか」を知っているのは施主さんだと思うんです。だから、施主さんが一番勉強して一番主体的になること、それが注文住宅の醍醐味だと思います。
勉強の方法は色々あります。僕は空き時間は家づくりの動画ばかり見ていました。一生懸命に動いて悔いのない家づくりをして欲しいです。それができるのは施主さんだけだと思います。僕は主体的に動いたので、「資金計画」「土地探し」「会社選び」などを含めて悔いはありません。
スタッフ：参考にする動画の選び方のポイントはありますか？
ご主人：キーワード的には「高気密」とか「高断熱」とかなのですが、どういう数値がどうなるのかを知るためにC値やUA値も調べました。色んな人の動画を見るのもいいですが、最終的には「この人の言っていることは自分にとって納得できる」という人を見つけて、その人を深く掘り下げたほうがいい気はします。
奥さま：私自身がそうだったのですが、子育て中はどうしても日々の生活に目が行きます。家を建てるのは勇気がいる大きい買い物だし、一歩が踏み出せないということが多いと思うんです。でも、振り返って考えてみると、工務店の方のご提案を聞いて信じて「エイヤー」で行っちゃうのもいいんじゃないかなと思います（笑）
