岩永さんファミリー


音や結露の悩みを解決!デザインも全てに満足の、気兼ねなく楽器を楽しめる家になりました。
福岡工務店を知ったきっかけを教えてください。
ご主人インターネットのまとめサイトに、たまたま福岡工務店さんの広告が出ていたんです。そして、サイトを見に行くと、私の大学時代の先輩が福岡工務店さんでお家を建てていたんです。それで興味を持ったというのが、きっかけですね。
さらに私たちが楽器をするので、高気密高断熱住宅のことや、樹脂サッシなどにより防音性が高められることを知りました。そういったことを調べていくうちに、断熱性などの機能性にも興味が出てきましたね。
奥様防音室はまだ作り込みの途中ですが、これからが楽しみです。
他に検討された建築会社はありますか?
ご主人一条工務店さんですね。
奥様一条工務店さんは「福岡工務店さんと、どっちにしようか」というところくらいまでいきましたね。あとは、資料を取り寄せただけの会社があるくらいです。
建売住宅も案として考えたことは少しだけありますが、資料請求もしていません。家を買うなら注文住宅という意識でしたね。
ご主人楽器をやるという事もありますし、こだわりを反映したかったんです。
奥様それから、「建売住宅は、どんな風に建てられたのかわからない」という話を聞いて共感していたからですね。長く住むのであれば、その辺りも知っておきたいなと思いました。
最終的に福岡工務店をお選びいただいたポイントを教えてください。
ご主人デザインの自由性が福岡工務店さんの方が高かったことです。
奥様一条工務店さんでは、住宅設備なんかがオリジナル製品だったので選べないというのが大きかったですね。それだったら福岡工務店さんの方が良いなとなりました。もちろんオプションで選ぶということはできたのですが、それだと一条さんが謳っている機能性なんかが失われていく。それだと一条さんを選ぶメリットが無くなっていくなと感じました。
ご主人自由性という部分で特に感じたのは、外観です。
奥様一条さんは外観のタイルの間隔も決まった幅になっているそうです。それが他社さんよりちょっと広くて気になって「狭めることは可能ですか?」と聞いたのですが、工場でその間隔で張られているので出来ないと言われたんです。それも地震が来た時にバラバラと落ちてしまわないようにという風に考えられているそうなので、仕方ない部分ではあると思います。
ご主人家のグレードにもよるのかもしれませんけどね。間取りまでは話していなかったよね。
奥様一条さんの間取りについては、「この間取りはダメです」というのはあるのですが、最初に結構な量の間取りの種類が入ったタブレットを貸していただいて、そこから近しいものを選んだり、参考にできたりという感じでした。でも、自分たちの「これは絶対にこうしたい」というようなものは要相談でした。
以前の住まいにどんな不満がありましたか?
奥様音かな?
ご主人そうだね。新築の鉄筋コンクリート造のマンションだったのですが、お隣さんの声がかなり明確に聞こえるくらい音が響いていたことですね。
奥様会話内容がわかるくらいに聞こえていて、私たちの会話もきっと聞こえているんだろうなと思うと、それもストレスでした。横からだけでなく、下の階の声も聞こえていましたからね。夫のリモートワークも始まっていたのかな?
ご主人だから、WEB会議なんかも聞こえてしまっていたのかもしれないですよね。当然、楽器とかも吹ける状態では無かったので、所属している楽団で吹くしかなかった。本当は自宅で練習したいな・・・という想いがあったのですが。
奥様あとは、住んでいた方たちの駐車場のマナーがあまりよろしく無かったことも気になっていました。駐車場じゃないところに車が停められていたり、知らないうちに車を傷つけられていたりというような経験もあります。だから毎日、何か起こるんじゃないかとドキドキしていましたね。戸建てではそんなことも無くなります。
ご主人結露もありましたね。アルミの普通のサッシだったので、冬場は窓枠部分が濡れていました。この家に住み始めてからは、結露は一度もありません。
建築中に不安や悩みに感じたことはありますか?
ご主人大変だったのは予算管理ですかね。
奥様最初に総額は提示していただくんですけど、後から変更を加えていく中で、今どのくらいの金額になっているのかがわかりにくかった。こどもみらい住宅支援事業の補助金を利用させていただいていたこともあって、余計複雑になっていましたね。
ご主人補助金については、一旦僕たちに入ってくるのか福岡工務店さんに入るのか等が分かりにくかったですね。
奥様福岡工務店さんで家を建てていた先輩にも聞いてみたのですが、その方は「わかりやすかったよ」とおっしゃっていたので、もしかしたら営業さんによってやり方が違うのかな?と思いました。
ご主人途中で担当営業さんが変わられたのですが、引継ぎがうまくいっていなかったのかな?ということもありました。引き継がれた営業さんから最初に提示された金額が、我々が想定していたものと違ったんです。我々も計算をしていたので確認をとっていただき、ひと段落ついたという感じでした。現場監督や設計の方は正しく把握されていましたけどね。
奥様営業さんの引き継ぎ部分だけですね。
福岡工務店の対応で残念だったところを教えてください。
ご主人残念だったところと良かったところが重なる話なのですが、私たちの家の完成見学会がホームページで告知されているのを見て、キッチンのタイルに目地棒が入っていないことに気がついたんです。
奥様現場は何度か見に来ていたのですが、その時にはビニールシートのようなものが張られていたので気がつきませんでした。それで、現場監督の津留崎さんに「目地が入っていないかもしれないです。お風呂場も同じ仕様だから確認お願いします。」とお伝えしました。正直、さすがにもう目地を入れるのは無理かなと思っていたのですが「入れます!」と言って、実際に施工し直していただきました。
ご主人引き渡しの時にはちゃんと目地が入っていたので、凄いなと思いました(笑)。
福岡工務店の良かったところを教えてください。
ご主人設計の石田さんに凄く柔軟に対応していただきました。契約してから間取りを変更したところが結構あって、途中で省令準耐火にも変更したので、その段階で設計も変更してもらいましたしね。
奥様他社さんではこんなには対応してもらえなかったのではないかな?と感じるくらいでした。例えば、キッチンのところに柱が入る予定だったんですが、私がイヤだと伝えて(笑)、どうしたら柱を外せるか考えて外していただきました。
ご主人インテリアコーディネーターの原田さんと新宅さんも良かった。
奥様タイルの部分に悩んでいて、打合せを3回くらいしても決めきれなかったんです。そうしたら「これはきっと好きだと思いますよ」って提案してくれて、「好きです!!」ってなったこともありました(笑)。何回も打合せしてもらって、デザインも全て、一番満足するものにすることができました。
外観も、はじめは夫と私で全然イメージが違ったのですが、インテリアコーディネーターさんにいくつか提案をしていただいて、今の外観に決めました。
ご主人外壁の配色も、何パターンも作っていただきましたね。
奥様元々、夫は黒を基調としたデザインが良いと思っていて、私はレンガ調が良いと思っていたんです。それで、間をとって・・・白になった(笑)。
ご主人白とレンガ(笑)。
奥様私は当初、1階部分が全てレンガというくらいレンガ部分多いものを考えていましたので、少しレンガを控えめに。
ご主人私の当初のイメージとは全然違うものになりましたが、建ってみたら凄く可愛いなと感じましたね。
それから、棟梁の高田大工とは数回ですがお話する機会があって、凄く気さくな方でしたね。
奥様怖い方かな?と思っていましたが、行く度に笑顔で迎えていただきました。
現場監督の津留崎さんは、なんでもすぐ対応してくれました。
ご主人そして、凄く知識があるのを感じました。
奥様知識ゼロの私たちでも「なるほど」と理解できるように説明してくれたので、納得しやすかったです。
ご主人暮らし始めてから気がついた不具合も、津留崎さんに連絡したらすぐ直してくれました。
約半年この家で暮らして、一番気に入っているポイントを教えてください。
ご主人無理を言ってつくってもらった書斎スぺ-スですね。リモートワークなので自宅で仕事をするのですが、凄く快適に仕事ができます。
奥様家のほとんどの部分は私の意見を中心につくっているのですが、書斎については夫だけの想いでつくっています。
私は、キッチンがとても快適ですね。
憧れのフルフラットにして本当に良かったなと思います。作業スペースが凄く広くて、料理の工程を同時並行できるのが魅力ですね。賃貸ではなかなかできませんから。フルフラットは収納がしっかりしていないと物があふれてしまうんだろうなというイメージはありました。ですから、キッチンの背面に収納力のある棚をつけてもらい、パントリーもつくってもらったので、収納の部分はそこで解決できたかなと思っています。収納計画をしっかりしていて良かったなと感じますね。
ご主人洗面台も造作でつくっていただいて。
奥様洗面台は機能性よりも、毎日見て楽しいということを重視しました。目で楽しむ場所という感覚です。
その他に、気に入っているポイントはありますか?
ご主人作り込みはこれからなんですが、防音室で少しだけ楽器を吹いてみた感じが凄く良かったですね。少し音が響きすぎるかな?というのはあるので、吸音をどうしていこうか考えています。でも、それだけ遮音がしっかりできているんだなと思います。それから、いずれ防音室にホームシアターもつくろうかなと考えています。そのために、ちゃんとコンセントも四隅に用意しています。
前の家と比較して、光熱費は変わりましたか?
ご主人前住んでいた家と比べると、少し上がりましたね。前住んでた家が一応3LDKだったんですけどエアコンをリビングの1台しかつけていなかったんです。今はリビングと寝室に1台ずつ、寝る時と朝も早めにつけているので、その関係もあるのかなと思いますね。
奥様凄く寒い時にはヒーターを使うこともあるので。
ご主人まあ広さが全然違うからね(笑)。
奥様全然違うよね。
ご主人最初のひと月ふた月くらいはそうでもなかったのですが、三か月目くらいからちょうど電気代が高騰し始めた時期だったので、真冬の電気代は大変でしたね。
奥様12月頃が特に凄くて、3万円くらいで請求が来ていたんです。一時的に1万円~2万円くらいは上がっていましたね。
この家で暮らしてから変わったなと感じることはありますか?
ご主人音が全然気にならなくなったので、気持ちよく寝て気持ちよく起きられることですね。しゃべり声なんかも、前の家では「聞こえるんじゃないか」と思って小さな声で話していましたが、それも無くなりました。
奥様よそのお家を気にするという感覚を忘れていました(笑)。
周りの方からの評判はいかがですか?
奥様親族や楽団の友人たちが来たときに「オシャレだね~」って言ってもらいました。友人たちには泊まってもらいました。少し寒さを感じる日で、エアコンをつけていない部屋で過ごしてもらいましたが、「快適だった」「この家すごい好き」と言ってくれました(笑)。会社の人にも、写真を見せて家を建てたことを報告したら、「この家良いね」って言ってもらっています。それから、建売住宅をちょうど購入された方もいて、「岩永さんの家の方が良い」と言っていましたね(笑)。
これから家づくりをされる方へのアドバイスをお願いします。
ご主人お金の計算をしっかりすることですかね。住宅設備を考える際にショールームに行くこともありましたが、いいものは凄くオシャレに見えるんですよね。やっぱり、「これがいいなー」ってなっちゃいます。そうすると、みるみるオプション代が増えてしまいます。
奥様一番どこにお金をかけたいか優先順位をつけて進めましたね。
ご主人あとは、「いま総額いくらですか?」と都度確認をすることですね。
奥様それから、家を建てるプロの知識までとはいかないかもしれませんが、勉強というか情報収集は自分が納得できるまでやった方が良いと思います。そうしていなかったら、建てた後で「こうしておけば良かった」という気持ちになったんじゃないかなと思います。実際にInstagramで見て、「こういうイメージにしたいです」と伝えて、取り入れたものもありますからね。
家づくりの1年半くらいの期間は、仕事をしながら土日は打合せに行くというのが大変で、「これでいいかな」と妥協しそうになることもありました。でも、大きなお金がかかるものだし、長く暮らすものだから、自分が納得いくまで調べて、デザインもこれが良いです!と思えるまでやりました。家が完成して、妥協せずにこだわり抜いて良かったなと思います。