野口さんファミリー

野口さんファミリー

お引渡し当日。福岡県那珂川市の野口様邸を訪ねました。野口様は、もともと賃貸住宅にお住まいで、以前から家賃を支払うくらいなら、早く自分たちの家を建てて住宅ローンの支払いに充てた方がいいと考えていたそうです。そして、実際に行動を起こすきっかけになったのは、消費税の増税だったとか。家づくりにおいては「家事が楽になる家」というコンセプト持って家づくりをおこないました。そんな野口様に、福岡工務店に決めた理由やスタッフの対応などをインタビューしました。

家を購入しようと思ったきっかけを教えてください

ご主人もともと昔から、家賃を払い続けるのはもったいないなと感じていたので、早く家を買いたいと思っていたんです。でも具体的に動くきっかけになったのは、2年前の消費税の増税ですね。

奥様消費税が8%から10%に上がるっていうタイミングだったから、急いで建築会社や土地を探そうと思ったんですよ。でも、期限までに契約とかが間に合いそうになくって。それで、消費税の増税前に建築することはあきらめてペースダウンしました。

ご主人そしたら消費税の増税が2年半延期になったんですよ。

奥様そこで、改めてやる気スイッチが入りました(笑)。当時、私は1年間の育休中だったので、この1年のうちに絶対に家を建てないと、その後が動けないという思いもありました。

福岡工務店を、いつ、どのように知りましたか?

ご主人もともと、僕は家を建てるなら高気密、高性能で外断熱の家がいいなと思っていたんです。なので、インターネットでも「高気密」「高性能」「外断熱」といったキーワードを中心に検索しました。そしたら、最初に福岡工務店さんのホームページがヒットして、見ていくうちにどんどん興味が湧いてきたって感じですね。

他に比較検討されたハウスメーカーはありますか?

ご主人最初はhit住宅展示場に行って、住友林業で話しを聞きました。それと積水ハウスも見ましたね。2人とも木の家が好きなので(笑)。

奥様あと、ハウスメーカー以外の建築会社も見てみようってことで、田辺木材ホームさんの家を見に行きました。ただ、私たちには何かしっくりこなかったんですよね。

ご主人その帰り道に、もう1件行ってみようかってことで、事前に調べていた福岡工務店さん伺うことにしました。

奥様それが出会いでしたね(笑)。

最終的に、福岡工務店を選んだ理由を教えてください。

奥様初めに福岡工務店さんの事務所にお邪魔したのは、夕方の遅い時間だったんですよね。

ご主人子どもも疲れていたし、そう長居はしていなかったと思います。

奥様そこで驚いたのが、営業的なお話を一切されなかったことです。

ご主人当時、僕たちの一番の不安はお金のことだったんです。住宅ローンでいくらまで借りれるのか、その後払っていけるのかっていう不安です。だから、気密性や断熱性の話を聞いたあとに、お金のこともふれたんです。そしたら、「まずはお金のことをすっきりさせてから家づくりのことは考えましょう」っと言ってくれたんです。そして、ファイナンシャルプランナーを無料で紹介してくれました。

奥様スッと私たちの心に手を差し伸べてくれた感じでしたよ(笑)。

ご主人他のハウスメーカーでは「手付け金を5万円入れて契約してくれたら、うちが持っている情報を色々お出ししますよ」という感じで、「えー!」みたいな感じで。

奥様いきなり契約か、と思いましたね。逆に、福岡工務店さんは、そういう営業的な話はせずに、まずは悩みをスッキリ解決してから、家づくりを進めましょうと言ってくれました。それで、その後、紹介していただいたファイナンシャルプランナーさんにいろいろ相談した結果、お金の不安が解消できたので、自然と「やっぱり福岡工務店っていいよね」となりました(笑)。

ご主人最終的に福岡工務店に決めた理由としては、家の性能が高いこと、そしてお金の問題について親身に相談にのってくれたこと、それと完全自由設計というところですね。

以前お住まいだった家に、どんな不満がありましたか?

奥様収納が足りなかったです。新婚の頃はそうでもなかったんですけど、子どもの成長と共に物も増えてきて、オモチャなんかはもう片づける場所がなくって部屋の床の部分にまであふれ返ってました(笑)。

ご主人僕は、寒いのが不満でした。

新しい家で、その不満は解決されそうですか?

ご主人前の家ではストーブを使っていたのですが、もう処分しましたよ(笑)。やっぱり気密性のよい家を選んで正解でした。冬の寒さも解決できると思います。

奥様この家はあちこちに収納をつくりましたので、足りなくなることはないと思います(笑)。

建築前や建築中に不安だったこと、悩んだこと、苦労したことはありますか?

ご主人間取りや駐車場の配置は相当悩みましたね。北向きだったし、2方向が道路に面していて自由度が高い分、逆に悩んだ面も大きいです。

奥様インテリアコーディネーターの尾田さんとは、もっと早い段階からお話ができた方が良かったのかなとは思いました。

ご主人設計、内装、外構、それぞれの担当の方と別々に順番に打ち合わせする形になりますよね。そうすると、後でいいアイデアが出たときに、前に決めたことを変えるということも出てきて、その点には苦労しました。

福岡工務店の対応で、残念だったところを教えてください。

奥様今のその話とも関係するんですけど、図面決定までの間に外構さんにも一度見ていただけたらよかったと思います。初めは駐車場に2台並んで停められる予定だったのが、土地に高低差があるからブロックで土留めをすると、2台はちょっと厳しいですってなったんですよね。最終的にはベストの形を見つけられたのでよかったですけど。

ご主人悪いところというのではないんですけど、自由度が高い分、細かい部分まで決めなければいけないので、後半は、自分たちでも何を伝えていて、何を伝えていないのかわからなくなってきました。

奥様打ち合わせも子どもの面倒を見ながらしているということもあって、記憶があいまいになっている部分が多々ありました。できれば、福岡工務店からも複数人で打ち合わせに参加してもらうと、抜け漏れが防げるのかなとは思います。

逆に、福岡工務店の対応で、良かったところを教えてください。

ご主人皆さん、僕らが気づかなかったり、分かっていないところを豊富な知識と経験でしっかりアドバイスして教えてくれました。

奥様設計の朴さんは、私たちが最後の最後まで間取りに迷っていたこともあって、何度も何度もプランを描き直してくれました。多分、朴さん的には、この辺で決まるだろうと思っていたと思うんです(笑)。それなのに、嫌な顔一つせずに何度も描き直してくれました。コーディネーターの尾田さんは、友達かっていうぐらいすごく聞きまくってしまいました。

ご主人妻は、ほんと迷うタイプなので、普通の人より3倍くらいかかっていると思います(笑)。

奥様たぶん、何か選ぶ時に4~5時間付き添ってもらったこともあると思います。でも、尾田さんは私のセンスをピンポイントでわかってくれて、いつも的確なアドバイスをくれました。尾田さんとの打ち合わせ、とっても楽しかったです。

ご主人現場監督の田之上さんも、大工の高田さんも、現場で走り回ったりする子どもにもいつも優しく接していただけたのがありがたかったです。

奥様田之上さんは毎回細かく進捗報告も送ってくれましたし、細かい注文を出したときもいつもさわやかに「大丈夫ですよ。」と言ってくれたので、すごく安心できました(笑)。

今までできなかったことで、新しい家でどんなことをしてみたいですか?

ご主人多分この家では、以前の家よりも家事がだいぶ楽になって、時間も短くなると思うんです。だから、空いた時間を有効に活用したいと思います。

奥様それがこの家のテーマの1つですから(笑)。そのために間取りと動線を考え抜いたんです。

ご主人前は、夜がなにかと忙しくて、子どもを寝かしながら家事もしてという感じで、2人ともいつもドタバタしていたんです。

奥様これからは、空いた時間にゆっくりお茶でも飲んだりしたいと思います。

ご主人一日の終わりにそういうゆとりの時間が持てたら、生活の質も上がりますね(笑)。

奥様昼は昼で、キッチンにいれば家中どこでも見渡せるような間取りにしましたので、子どもの様子がよくわかります。

ご主人それにこの間取りは、子どもがもう少し大きくなって、家に友達を連れてくるようになったときのことも考えてつくったんですよ。

奥様家に来た人が、ずかずかリビングを通らなくても2階に上がっていけるようにしたんです。

ご主人2階へ上がっていく様子はリビングにいれば見えるけど、リビングの真ん中を突っ切ることはないという微妙な距離感を大事にしました。

最後に、これから家を建てる方へアドバイスをお願いします。

ご主人家づくりは、プロである工務店さんと打ち合わせを重ねる中で、だんだん形が明確になっていく部分もあります。でも、打ち合わせに入る前に「新しい家で自分たちはこんな暮らしがしたい」というイメージを持っておくことが大事だと思います。

奥様優先順位をつけることが大切って、よく本とかインターネットに書いてありますよね。例えば、平屋がいいか2階建てがいいかということもそうですが、ヒアリングしてもらった後の設計の段階で色々変えていたら、まとまるものもまとまりません。だから、ある程度具体的なイメージを持っておくことで、迷った時には逆に絞り込んでいきやすくなります。

ご主人福岡工務店さんは選択肢が多からですね(笑)。私たちは、イメージをあまり持たずに設計に臨んだのでバタバタでしたが、「家事がラクになる家」というコンセプトだけはブレなかったので、まだましだったかもしれません(笑)。

奥様私の好きな水色をテーマカラーにして、インテリアにも統一感を出せたと思います(笑)。