福岡県糟屋郡須恵町01 注文住宅建築現場リポート④ ～上棟式～
こんにちは～。本日4月25日(土)に行われた糟屋郡須恵町の上棟の様子をお伝えいたしま～す。本日の上棟は、快晴。。先週に続き絶好の上棟日よりになりました。▼出番を待つ道具たち
▼午前7時過ぎ施主が到着。
▼そして、7時半ごろ上棟には欠かすことができないクレーンも到着。
▼さあ、覆っていたカバーを外し、いよいよ新築工事がはじまります。。
▼まず、工事の安全を祈り、建物の四隅を清めます。棟梁を務める泊?好樹(とまり よしき)親方が塩で清めます。
▼続いて、担当の田之上現場監督がお米を置きます。
▼施主はお神酒で清めます。
▼全員で、工事の安全を祈って「乾杯。」
▼本日最初の柱は通し柱。1階から2階天井までドーンと伸びる長い柱です。2人がかりで持ち上げます。遠くから見ていると軽そうに見えるんですが、実はとっても重たいんです。
▼次々に柱が立っていきます。大工さんが持っているのは、手作りの「さすまた」。通常さすまたは、柱と柱にかかる横架材を支える為に使用しますが、この手作りさすまたは、柱を打ち込むときにも使用できるように作られています。道具も自分達で作ってしまうとは、さすが大工さん。。
▼続いて、梁がクレーンで吊り下げられてきました。
▼柱の凹に梁を組み合わせ、掛け矢を打ちつけます。
▼柱と梁を組み合わせ、すかさず金物で留めていきます。
▼順番に梁を組んでいきます。
▼梁を組み終わると、梁と梁の間に桁を組んでいきます。
▼その頃1階では、建物を垂直にする「建て入れ直し」と呼ばれる作業が、泊棟梁と高田大工によって行われていました。柱の水平垂直を目盛りによって測る「下げ振り」を、柱に取り付け、「屋起こしナンバー1」という(商品名の)柱をグイグイッと起こす道具を90度ずつ回転させながら、柱がまっすぐになる位置を探ります。
▼高田大工が、じーっと見つめ…
▼所定の位置にきたら、建物の垂直が狂わないように仮筋交いを取り付け固定していきます。
▼横架材には、金物が準備されています。
▼それを皆で、ひとつひとつ取り付けていきます。
▼上から見たらこんな感じ。左手前と左奥、右奥の3箇所が留められています。
▼上の写真と逆向きになっちゃいましたが、こんな金物です。
▼おっ。これは初めて見る道具です。。インパクトドライバーの先端に取り付ける電動先端工具でした。
▼これを使って、柱と柱を接合する胴差しを一気に固定していきます。
▼拡大するとこんな感じです。
▼横架材をつけ終わると、2階の床下地板が運ばれてきました。
▼一気に付けていきます。
▼1階から見るとこんな感じ。だんだんと家の形になってきました。
▼2階の床板を貼っている頃、脇では、小屋町現場監督が柱と梁を固定する為に空けられた穴に、ウレタンフォームを施工していました。とても真剣です。
▼近くにいって見せてもらいました。見ていると、生クリームみたいで美味しそう。
▼後は、飛び出た部分を綺麗にカットしたら完了です。
▼2階の柱を建てる前に、泊棟梁と小屋町現場監督、木村現場監督が図面を見て問題がないか全員で確認。
▼2階の柱の取り付けが始まりました。
▼さすがプロの大工集団。あっという間。。
▼続いて、横架材の軒桁をクレーンで吊り下げ、取り付けます。
▼それにしても、本当にいい天気です。
▼なかなか見ないアングル。タイヤがかなり浮いてます。
▼2階に上がると、泊大工が図面を見ながら柱に数字を書き込んでいました。後ろ姿でスミマセン。 実はこの方、今回の建物を担当する泊棟梁のお父さんなのです。親子2代で大工職人とはカッコいい。
▼さあ、続いて屋根に上がってきました。既に小屋束や母屋など必要な材料が綺麗に並べられています。
▼上棟に向かって屋根の作業続行中。この横架材は、屋根の一番高い位置に取り付けられるもので、棟木です。この家は、一方に向かって屋根が下がる「片流れ屋根」になっているので、一番端に棟木が取り付けられます。
▼奥から手前に向かって、屋根が組まれていきます。
▼お次は、「かすがい」の取り付けです。これで屋根全体を固定していきます。
▼こんな感じで取り付けます。
▼まず、軽く固定し…
▼金づちで打ち込んでいきます。
▼こういった感じで、全体に「かすがい」を取り付けていきます。
▼場所を移動すると、「下げ振り」という道具を使って、屋根の垂直を測っていました。
▼少しの狂いも許されません。
▼垂直の確認が済むと、お次は「垂木」の設置です。
▼っと、その前に、泊棟梁と田口大工と木村現場監督で図面を見て、再チェック。
▼確認して、作業再開。
▼屋根の形がだんだんと見えてきました。
▼お昼休憩に向けて、もうひと頑張り。
▼無事、垂木の設置も完了しました。今日は、垂木の設置ができた時点で、昼食休憩です。
▼正午過ぎ。施主のおもてなしの昼食会が開かれました。施主一家は、玄関になるところから、上棟した我が家に足を踏み入れます。
▼施主のご挨拶。大工職人らの安全を祈念していただきました。ありがとうございます。
▼続いて棟梁の泊大工の挨拶。
▼食事後、施主が未来の我が家を初体験しました
▼2階のベランダからは、遠くまで見渡せて、景色もとてもきれいです。
▼左：木村現場監督 中央奥：平山設計士 右：施主の3人で家づくりについて語っていました。
▼午後1時半、作業が再開しました。クレーンで運ばれているのは、屋根の外張り断熱材。キューワンボードです。
▼屋根に綺麗に並べていきます。
▼シルバーに輝いているのが分かりますか。一般的な外張り断熱材と違い、遮熱性能に優れた赤外線高反射タイプの外張り断熱材を使用します。またノンフロン発泡で、環境にも優しい断熱材です。高反射なので、上で作業している大工職人は照り返しがとても暑いです。。
▼キューワンボードを設置してら、繋ぎ目に気密テープを貼っていきます。こうすることで、高気密を維持することができます。
▼キューワンボードの設置が終わると、上に胴縁と呼ばれる木を設置していきます。
▼そして、胴縁と垂木を固定する専用ビス「パネリード」を打ち込みます。
▼下を覘くと、おや。泊大工が、現場研修に来た新入社員3人に話しかけています。これは、もしかして何か注意を受けているのか。。
▼と思いきや、後で確認してみたら、「さしがね」の説明をしてくれていたそうです。しかもこの「さしがね」。目盛りが普通と違います。説明を聞いた新入社員に聞くと、「尺目盛り」でした。
▼胴縁の設置も完了。
▼作業も大詰め。本日の作業は、胴縁の上に合板を設置するところまでです。
▼綺麗に合板を敷き詰めて、ビスで固定完了です。
▼あとは屋根専門の職人がこの「ルーフィング」を合板の上に設置して、本日の上棟は全て完了です。
▼下を覘くと、おや。泊大工が、現場研修に来た新入社員3人に話しかけています。これは、もしかして何か注意を受けているのか。。
▼と思いきや、後で確認してみたら、「さしがね」の説明をしてくれていたそうです。しかもこの「さしがね」。目盛りが普通と違います。説明を聞いた新入社員に聞くと、「尺目盛り」でした。
▼胴縁の設置も完了。
▼作業も大詰め。本日の作業は、胴縁の上に合板を設置するところまでです。
▼綺麗に合板を敷き詰めて、ビスで固定完了です。
▼あとは屋根専門の職人がこの「ルーフィング」を合板の上に設置して、本日の上棟は全て完了です。
本日の上棟誠におめでとうございます。。。
