福岡市博多区吉塚01 注文住宅建築現場リポート⑥ ~上棟式~
こんにちは。本日、9月19日(土)、福岡市博多区吉塚にて上棟式を執り行いました。朝から気持のよい青空が広がり、絶好の上棟日よりです。本日も皆、安全第一に頑張ってまいります。
▼朝、7時頃現場に到着しました。朝日がまぶしいです。
▼前日までに運び込まれた部材が、綺麗に並べられています。ところで皆様、何か気付きましたでしょうか。いつもより並んでいる部材が多いような気がします。実は今回の上棟は、トラックやクレーンが入らない場所のため、前日までに全ての部材が運び込まれているのです。っということで、上棟作業はクレーンなしでの人力作業となっています。。でもご安心ください。今回の上棟はいつもより大工さんの人数が多く、若手の精鋭部隊となっています。。
▼朝8時ごろ、施主がご到着。早速、棟梁の泊(とまり)大工がご挨拶です。
▼奥様は自転車でご到着。後ろの千尋君は朝から元気な笑顔を見せてくれています。手前の朝日ちゃんは少し眠そうかな。
▼ご挨拶の後、棟梁の泊大工を先頭に建物の四隅にお清めが始まりました。まずは、泊大工がお米を置きます。
▼続いて小屋町現場監督が塩を置きます。
▼続いて施主がお神酒で清めます。
▼四隅のお清めが終わったら全員でお神酒で乾杯です。おやおや。田之上現場監督が千尋君に監督されていますよ~。
▼お神酒を配り、全員で乾杯。工事の安全を祈念しました。
▼朝8時10分、上棟作業がスタートです。
▼本日1本目の通し柱です。
▼大型の梁は、ほぼ全員で持ち上げます。
▼まず片方を持ちあげて…
▼反対側を持ちあげて、部材に掘られた凹凸を合わせてはめ込んでいきます。今日は、梁を下から支える建築用の「さすまた」が大活躍です。
▼ふと後ろを見ると、千尋君が田之上現場監督と上棟の様子を見守ってくれていました。イエーイ。
▼続いては「化粧梁」と呼ばれる、見せる梁を持ちあげます。汚れや傷をつけないように全員神経を集中させます。
▼先ほどと同様に片方を持ちあげ、反対側も持ちあげていきます。
▼梁と梁を組み合わせて、「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます。
▼狭いところは、身を乗り出して、作業していきます。
▼作業は着々と進みます。梁の設置が完了すると、続いて「横架材」を組み込んでいき2階の床を作っていきます。
▼この出っ張った梁は、ベランダを支える部分になります。ちなみに、この下が玄関になります。
▼田之上現場監督も部材を2階へ上げる作業を手伝います。今日はいつも以上に全員のチームワークが発揮されています。。
▼横架材の設置が終わると梁と横架材を固定する金物の設定です。
▼その頃、1階では「建て入れ直し」の作業が始まっていました。この作業は、建物を垂直にする為に、非常に重要な作業です。経験豊富な棟梁の泊大工が担当します。
▼近づいてみると、「下げ振り」が綺麗にセンターを指していました。
▼1階での「建て入れ直し」の作業が終わると、2階に「床板」が敷かれ、部材が2階に上げられました。
▼この時点で、1階には何も無い状態に。床が輝いて見えます。
▼2階では、1階と同様に人海戦術で柱を立てる作業と、梁を掛ける作業が同時進行します。重い部材は、1人が後ろから加勢し、もう1人が柱と梁の凹凸を組み込んでいきます。
▼さらに大きい部材は1階同様ほぼ全員で持ちあげます。。
▼2階天井部分の梁が組みあがると、1階同様金物でしっかり固定していきます。
▼作業開始から約3時間経過した11時頃には、2階天井部分の小屋梁や斜めに掛っている火打ち梁の設置がほぼ完了しました。クレーンが無いにもかかわらず、いつも通りの時間に小休憩に入ることに。いつも上棟の様子をリポートしていますが、今回の上棟は若手大工のチームワーク力に驚きの連続でした。。
▼小休憩には、再び千尋君の笑顔が待っていました。小屋町現場監督も思わず笑みがこぼれます。
▼小休憩が終わると、泊大工がなにやら長い金物を持っています。
▼近づいてみると、ドリルで部材に穴を空けていました。
▼その穴に金物を通します。
▼下から見るとこんな感じ。これは、「ホールダウン金物」と呼ばれる金物で、柱が抜けないように固定する金物でした。
▼小屋町現場監督は、壁側の金物取り付け部分の穴に「発泡ウレタンフォーム」を注入し、穴をしっかり塞いでいきます。これは、外の熱を金物を通して室内に入れないようにする重要な作業です。
▼横から見るとこんな感じです。はみ出た部分は後から綺麗にカットしてきます。
▼上棟作業も佳境に入ってきました。屋根の基礎となる小屋束の設置が始まりました。今回の屋根は、「片流れ」と呼ばれる屋根で、向かって右側が一番高い部分になります。この小屋束の上に「棟木」と呼ばれる木が設置されると「上棟」になります。。
▼小屋束と母屋と呼ばれる木を「かすがい」という金物で固定していきます。
▼こちらでは、屋根の垂直を慎重に測っています。
▼一番高い位置に「棟木」が設置されました。無事「上棟」完了です。。上棟しましたが、作業はまだまだ続きます。
▼上棟するとそろそろ昼食の時間です。ふと1階を見ると、何やら社長の阿久津と設計士の平山、住宅コンシェルジュの樋渡が今まで見たことがない椅子の準備をしています。実は今回の上棟から、簡易的な椅子とテーブルではなく、きちんとした椅子とテーブルを設置することになったのでした。まだまだ工務店としての規模は小さいですが、様々なことを少しずつ改善していっています。
▼座り居心地を確認する3人。少しシュールな画になっているのは気のせいでしょうか(笑)
▼完成した写真がこちらです。
▼早速、田之上現場監督と樋渡が施主から差し入れしていただいた弁当を並べていきます。
▼再び屋根へ。この頃、「垂木」と呼ばれる木を設置する作業に取り掛かっていました。
▼ここまで来ると屋根の形もハッキリしてきますね。泊大工は、墨だしの作業中です。墨が付いた糸をピンと張って、引っ張ると一瞬で直線が描かれます。
▼その線に合わせて、外張り断熱材の「キューワンボード」を設置していきます。この外張り断熱材は、遮熱対策が施されており、光を強烈に反射します。おかげで大工さんの顔は綺麗に照らされ、写真が撮りやすい。。でも大工さんにとっては、暑くて眩しいという大変な作業になります。
▼断熱材と断熱材の繋ぎ目は、「気密テープ」を使ってしっかり塞いでいきます。
▼正午すぎ、施主ご一家がご到着。ご主人から初の我が家に足を踏み入れます。
▼続いて、奥様と朝日ちゃん。後ろには田之上現場監督と千尋くんが続きます。
▼昼食会が始まりました。まずは、棟梁の泊大工からご挨拶です。
▼続いて、施主のご挨拶。工事の安全を祈念して頂きました。
▼社長の音頭で乾杯。
▼昼食後は、施主に2階を確認していただきました。
▼さらに屋根もチェック。
▼奥様は千尋くんと2階でくぎ打ちを体験。
▼一日限定、千尋大工の誕生です。
▼カ-ッコイイ--。バッチリ決まっています。
▼昼食後は、断熱材の上に通気胴縁(つうきどうぶち)と呼ばれる部材を設置していきます。
▼ここまで来ると作業は終盤です。それぞれ手分けして、作業を進めます。
▼通気胴縁の上に「野地板」を設置していきます。
▼棟梁の泊大工。渋いです。
▼15時。「野地板」の設置が完了しました。この後、「ルーフィング」と呼ばれる防水シートを敷き、本日の作業は無事終了です。
▼本日は、天気にも恵まれ素晴らしい上棟式でした。上棟、誠におめでとうございます。。
▼15時。「野地板」の設置が完了しました。この後、「ルーフィング」と呼ばれる防水シートを敷き、本日の作業は無事終了です。
▼本日は、天気にも恵まれ素晴らしい上棟式でした。上棟、誠におめでとうございます。。