UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

UA値とは、住宅の内部から外部に逃げる熱量を表す指標です。UA値は、値が小さいほど断熱性能が高い家と判断できます。UA値は、断熱性能を考える上で重要な指標となるものの、目安の数値がわからなかったり、どれくらいの数値を目指すべきか迷ったりする方も多いでしょう。

本記事では、UA値の目安レベルや推奨レベル、断熱等級について解説するとともに、適切な選び方について解説します。

また、福岡工務店ではUA値やC値を始めとする、快適な家づくりをおこなうにあたって考えるべき指標について、高い基準値を持って建築することが可能です。デザインからすべて無料でご相談を承っており、ご提案を差し上げることも可能ですので、家づくりにお悩みの際は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

 

 

UA値の目安とは?どれくらい必要?

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

家づくりをおこなうにあたって、UA値が大切な指標の1つであることは理解しているものの、基準値がどの程度なのかわからない方も多いでしょう。ここからはUA値の目安について解説します。

 

UA値の断熱基準は0.87以下

平成28年に定められた省エネ基準では、UA値0.87以下であれば断熱性能が高い住宅であると言えます。ただし、UA値は基準が設けられているものの、「一定のUA値を満たす家を建築しなければいけない」といった強制力のあるルールは設けられていないため、UA値0.87値を満たす住宅はまだまだ少ない状況です。

 

UA値0.87でもZEHには遠い

先述したように、省エネ基準では、国内の多くの地域において、UA値0.87が一つの基準にはなるものの、0.87を切る程度のUA値では、次世代の省エネ住宅にはなりません。より大きな省エネ効果を期待するのであれば、後述するZEH(ゼッチ)の省エネ基準に則ったUA値になるように、住宅を建築するべきでしょう。

 

UA値は地域によって異なる

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

日本は南北に細長い地形で高低差が大きく、地域によって気候が大きく異なることから、省エネ基準として設けられているUA値が地域によって異なります。

先述したUA値0.87という数字は、日本の中でも非常に多くの地域で省エネ基準のUA値として採用されている数値です。例えば、北海道などの寒冷な地域では、省エネ基準を満たすUA値は0.46とされており、非常に高いUA値を求められています。これから家を建てる際は、その地域の省エネ基準を満たすUA値がいくらなのかを、確認した上で計画を立てるようにしましょう。

 

ZEHの省エネ基準とは?

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

ZEH(ゼッチ)の省エネ基準とは、住宅の断熱機能や省エネ性能を向上するとともに、太陽光発電などでの自家発電を実現することで、年間の一次消費エネルギーをゼロ以下にすることを目的として作られた基準のことです。ZEHの省エネ基準では、下記の3つの要素とそれぞれの要素において一定の基準を満たすことが求められています。

●断熱
地域によって違いがあるものの、UA値を0.4~0.6に抑えている

●省エネ
省エネ性能の高い設備を導入し、一次エネルギーの消費量を、従来よりも20%以上削減する必要がある。特に、空調・照明・給湯・換気の4項目は、必ず基準を満たしたものを使用する

●創エネ
太陽光発電や家庭用燃料電池の導入によって、エネルギーを作り出せる設備を設けること

ZEHの省エネ基準をクリアすることで、部屋全体の温度差が小さくなるなどの快適性が増すだけではなく、災害時に自家発電をおこなうことで、電気などが使用可能になるなどのメリットがあります。

 

どの程度のUA値を求めるのが正解?

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

これから家を建てる方にとって、どの程度のUA値を新築に求めるべきかが分からない方も多いでしょう。求めるUA値の基準として、下記の2点について押さえておくことが大切です。

●UA値0.6以下は次世代省エネ基準より20%省エネ
●住む地域に合わせたUA値で建築することがポイント

それぞれ順番に解説します。

 

UA値0.6以下は次世代省エネ基準より20%省エネ

ZEH基におけるUA値は、東北地域をはじめとする寒冷な気候の場所でも0.5とされています。九州では0.87が次世代省エネルギー基準、そして0.6がZEH基準のUA値となり、福岡工務店の平均UA値0.5の場合、西日本では十分な断熱性能となります。

UA値が0.5になることで、次世代省エネ基準より20%省エネな住宅にできるほか、0.87以下の住宅と比べても、空調でコントロールした熱を逃がさず光熱費を抑えることができます。

 

住む地域に合わせたUA値で建築することがポイント

どれほどの断熱性能を持つ住宅にするべきかは、家を建てる地域や予算によって異なります。

UA値が0.4を下回るレベルになれば断熱性能は高まりますが、九州などではオーバースペックになり、断熱性能とコストのバランスが悪くなります。地域に密着している工務店では、その地域や予算に合わせた提案をおこなっているため、無駄のない、良い塩梅の断熱性能を持った家づくりが実現するでしょう。

 

断熱等級とは?

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

断熱等級とは、「住宅の品質確保の促進などに関する法律」によって規定された、省エネ性能を表す基準のことです。断熱等級には、合計7つの等級があるものの、一般的な住宅で考えた場合、現実的な断熱等級は下記の4つです。

●断熱等級4
●断熱等級5
●断熱等級6
●断熱等級7

ここからは、従来から断熱等級として採用されている、「断熱等級4」と、2022年に新設されたそれ以降の等級について解説します。

 

断熱等級4

省エネ基準を満たす最低ラインではあるものの、断熱等級4を満たす住宅は日本には非常に少ないです。そのため、通常の住宅に住んでいる方が、断熱等級4の家に訪れると、冷暖房の効きの良さに驚かれることも少なくありません。

省エネかつ快適な住宅を目指す場合、この断熱等級4の基準を満たすように、プランニングをおこなうことを推奨します。

 

2022年に新設される断熱等級

2022年からは、上記の断熱等級4に加えて、より高い断熱性を持つことを意味する、断熱等級5が4月に新設され、10月からは断熱等級6~7が新設されます。

断熱等級5~7では、「UA値0.6以下」が求められる上に、その他の要件も備えることで初めて認められます。断熱等級5を超える家は、非常に快適になることが想定されるものの、その分高い技術力や希少な資材を使う必要があり、より多くの予算が必要です。

どの程度の断熱等級の家を建てるのかは、工務店と相談しながら決めることを推奨します。

 

UA値と断熱性能のポイント

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

UA値と断熱性能を考える際のポイントは下記の通りです。

●基本はZEH基準をクリアする
●屋根の断熱は壁より厚くするか、高性能な断熱材を使用する
●床下は基礎断熱にする
●玄関ドアはD2・K2にする

それぞれ順番に解説します。

 

基本はZEH基準をクリアする

家づくりをおこなうにあたってUA値を考える際、ひとまずはZEH基準をクリアするUA値の家づくりをおこなう計画を立てておくことを推奨します。

ZEH基準を満たす断熱性能の住宅にすることで、冷暖房の効きが良くなり、快適に過ごせるだけではなく、光熱費を大幅にカットできます。ZEH基準の家づくりをおこなうためには、若干コストがかさむものの、光熱費が継続的にカットされることを踏まえると、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

 

屋根の断熱材は壁より厚くするか、高性能な断熱材を使用する

断熱をおこなう際は、壁だけではなく屋根の断熱も不可欠です。

特に、夏の暑さ対策を考慮した際、太陽からの熱を断熱することは非常に大切になります。屋根の断熱性能が低いと、直射日光の熱がもろに室内に入り込むため、室内の温度が非常に上がりやすくなります。屋根の断熱材は、壁の2倍の厚みがある断熱材を使用するか、または高性能な断熱材を使用することで、真夏でもひんやりとした涼しい部屋をキープしやすくなります。

福岡工務店では、キューワンボードと呼ばれる遮熱性能も兼ね備えた高性能な断熱材を使用していますので、真夏でも快適な空間を実現できます。

 

床下は基礎断熱にする

断熱は夏の暑さ対策だけではなく、冬の寒さ対策にも直結します。特に、床の断熱は冬の過ごしやすさに直結しており、床の断熱が不十分だと床冷えしてしまい、足元が寒くなってしまうのです。

床下の断熱には、床断熱と基礎断熱の2種類があるものの、基礎断熱にすることを推奨します。床断熱では、床下に冷たい空気が流れ込むことになるので、結果として床冷えしやすくなってしまいます。

一方で、基礎断熱では外気が床下に潜り込むことがないため、床冷えが起きないのです。床下の基礎断熱をおこなうことで、床暖房が不要になり、エアコン1つで十分に室内全体を温められるようになるため、冬の光熱費を大幅に削減できるでしょう。

 

玄関ドアはD2・K2にする

断熱を考える際に、ここまで解説した壁や天井、床ばかりに気を取られがちですが、玄関のドアも非常に大きな役割を果たします。玄関も熱の出入りが多いため、十分な断熱性能を備える必要があるのです。

玄関ドアにも複数の種類がありますが、基礎的な断熱性能を備えており、コストパフォーマンスが高い「D2/K2」のものを選ぶと良いでしょう。D2・K2とは、ドアの断熱性能を表す表記で、北海道や東北地方など寒冷地に住まわれている方に推奨される水準の断熱性能です。D3・K3やD4・K4とは違い、熱を逃しづらく、冷暖房の無駄がなく省エネにつながります。

福岡工務店では、D2・K2の玄関ドアを基本仕様としていますので、安心してご依頼ください。

 

UA値を踏まえた家づくりは福岡工務店にお任せください

UA値の目安とは?推奨レベルと断熱等級

本記事では、家づくりにおけるUA値の目安について解説しました。

家づくりをおこなうにあたって、十分な断熱性能を備えることは、快適な住生活を送るうえで必須の要件と言えます。そのため、知識と技術力を十分に兼ね備えた工務店に、施工を依頼することが大切です。

福岡工務店は、全国で唯一3つ星+1の技術力の評価を受けている工務店です。豊富な知識と高い技術力を活かして、創業当初からZEH基準を満たすとともに、90年以上住める長期優良住宅の建設をおこなっています。

UA値に限らず、C値を始めとする、快適な暮らしの土台となる指標についても、高い水準を持つ家づくりが可能です。快適な家づくりをおこないたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。