福岡工務店の断熱施工について③
前回までお話しさせていただいたのは気密性能がいかに大切なのか、気密を取るためには断熱施工が大切だとお伝えいたしました。今回は室内の断熱性能とかかわりがある結露のことについてお話しします。
結露について
まず結露がなぜ生じるのかについてですが、グラスに入った冷水の写真を見ていただくと分かりやすいかと思います。
冷水と室内温度の差が生じる部分に結露が起こるのです。ガラスコップに結露が生じやすいのは温度差が生じる部分の素材の熱伝導率に関わるためです。熱を伝えにくい素材のグラスであれば結露は生じません。
これをサッシに置きかえてみたいと思います。結露と言って思い浮かべるのがアルミサッシです。
皆様にも経験があるかと思います。「カーテンが水浸しになってカビまで生えてしまった」という話しをよくお聞きします。これもサッシの素材による熱伝導率が関わってくるためです。
▼下記のサッシ材質別の熱伝導率をご覧ください。
サッシの枠によく使われるのはアルミニウム・樹脂・木の3つです。アルミニウムが飛び抜けて熱伝導率が高い素材なのが分かります。お客様とお話しをさせていただく中で「結露のない家がいい」とよくお聞きします。結露がない快適な家がいいですね。
次回は日本の基準と世界の基準についてお話しさせていただきたいと思います。