福岡市早良区小田部01 注文住宅建築現場リポート⑤ ~上棟式~
こんにちは
本日、5月7日(土)、福岡市早良区小田部にて上棟式を執り行いました
午前中は曇り空でしたが、午後には青空に変わり、絶好の上棟日和となりました
本日も皆、安全第一に頑張ってまいります
▼午前7:40頃、施主のご到着です。
▼早速、建物の四方をお清めしていきます。まずは泊棟梁がお塩をおきます
▼続いてご主人がお神酒をかけます
▼そして、奥様がお米を置きます
▼四方のお清めが完了すると、全員で工事の安全を祈念して、お神酒で乾杯です
▼午前8時過ぎ、いよいよ上棟作業がスタートしましたまずは、建物の四方に2階まで伸びる通し柱を立てていきます
▼通し柱と並行して、その他の柱も一気に立てていきます
▼1階の柱の設置が完了すると、梁などの横架材を設置していきます
▼1時間も経たないうちに2階の床部分になる横架材が完成です
▼2階の横架材が完成すると、ここからは、1階で泊棟梁と高田大工が「建て入れ直し」の作業に取り掛かります。建て入れ直しは、柱が垂直に立つように調整する重要な作業で、常にベテラン大工が担当することになっています今回も息ピッタリの大工2人が担当しました
▼高田大工の目の前にある柱の横にシルバーの棒がありますが、この下の窓に下げ振りがあり、これで垂直を測ります。
▼近くで見るとこんな感じ
▼柱の垂直がきっちり取れたら、すかさず柱と横架材を連結固定するボルトを電動工具で締めていきます
▼柱と横架材の固定が完了すると、ここからは2階の床板を敷いていきます。
▼あらかじめ決められた場所へ床板の敷き詰めが完了すると釘打ち機で釘を「シュッパン!シュッパン!」と打ち込んでいきます
▼午前9時30分。作業はどんどん進みます。お次は、2階の柱や梁がクレーンで運ばれてきました。
▼クレーンで建築部材を吊り上げる作業は、何気ない作業に感じるかもしれませんが、色々と危険が伴います。こうして、建物に遮られ操縦席から置き場所が見えない場合は、数人の大工で見守り、操縦席に向かって手で合図を送ります。こうした連携作業も日ごろ連携が取れている大工同士だからこそ成せる技です
▼2階の柱の設置も完了です
▼重い梁などは、こうしてクレーンで吊し上げます。この黄色い機器が木材を挟み込みます
▼ゆっくりと吊し上げます。
▼調整しながら、所定の位置に設置します。
▼設置が完了すると「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込んでいきます
▼新たな部材が運び込まれてきました。遠くでは、施主が見守ってくれています
▼2階の天井部分の梁の設置もほぼ完了しました
▼続いて、「母屋」と呼ばれる部材が運ばれてきましたこれは屋根の土台となる木材です。
▼さあ、上棟式の最大の見せ場「棟木」の取り付けです
この棟木の設置が完了すると晴れて「上棟」となります
▼ふと見ると高田大工が何やらノミを使って木材を削っています
▼横から見るとこんな感じです。しかも下の木材だけ。。。なぜ
▼さっそく高田大工に確認すると外壁側の木材に溝を掘っていること。理由は写真の「かすがい」という金物を打ち込む時に、木材に綺麗に隠れるようにするためだそうです。そして、なぜ下側だけの木材かというと、木材の筋が横方向になっているため、「かすがい」を打ち込んだときに、木材にめり込まないからだそうです。
う~ん、これはどのような感じになるのか実際に見てみるほうがいいですね
▼かすがいを打ち込んでいきます。
▼はい出来上がり
なるほど
高田大工が言っている意味が分かりました
▼横から見ると、木材から金物が飛び出していませんねこうすることで、外壁の下地となる耐力面材を貼ったときに、金物が飛び出さないので、隙間をなくすことができ、気密性の向上に繋がるようになっています
▼作業はどんどん進みます母屋の設置が完了して屋根の形がだんだんと見えてきました。この時点で待ちに待ったお昼休憩に入ります
▼施主ご一家が、上棟したばかりの家に足を踏み入れます
▼住宅コンシェルジュの樋渡の司会で、施主の挨拶に続き、設計士の平山が乾杯の発声をさせていただきましたこの後、ワイワイ楽しくお弁当をいただきました
▼昼食後は、施主皆様で建築中の現場を案内させていただきました皆さんついつい笑顔がこぼれます
▼木村現場監督は、日菜子ちゃんと七海子ちゃんに2人の部屋になる場所を分かりやすいように案内していました
▼こちらでは、平山設計士と小屋町現場監督が天井の高さをご説明中まだまだイメージしにくいかもしれませんが、少しずつ形になるのは楽しいですね
▼14時前、昼食会も終了し作業再開です
▼母屋に垂木を設置するに前に、少しのズレのないか紐をピンと張って確認します奥に見えるのは大ベテランの田口大工です
▼垂木の設置が完了すると、福岡工務店の特徴的な断熱材。キューワンボードを屋根に敷き詰めていきます
シルバーに輝いているのは、遮熱対策用のアルミが輝いているからです。今ぐらいの季節でしたら、断熱材からの照り返しは弱いですが、夏はすごまじい照り返しです。つまりそれだけ熱を遮断しているということなのですが、これからの季節、屋根の断熱材の設置は大変になってきます
▼断熱材と断熱材のつなぎ目には、気密テープを張っていきます。このテープは気密性を高めるために非常に重要なものですので、現場監督と職人が一緒になって丁寧に施工していきます
▼断熱材の設置が完了し、続いて通気層を確保する「通気胴縁」という木を設置していきます
▼さあ、いよいよ上棟作業も大詰めです。先ほど設置した通気胴縁の上に今度は「野地板」と呼ばれる合板を敷いていきます
▼この上に、ルーフィングと呼ばれる防水シートを施工し、本日の作業は終了となります
本日の上棟、誠におめでとうございますこれからの家づくり、是非楽しまれてください