で~す。今日は11月7日(金)。
福岡県筑紫野市で、上棟の日を迎えましたぁ
▼出番を待つ道具達。

▼渡邊大工がブルーシートを取り外し始めました。
そこには1階用の柱と梁の姿が…。

▼建築する四隅を棟梁・担当現場監督・施主が清めます。
棟梁の泊好樹大工はお米を、小屋町現場監督はお塩を隅に置きます。

▼施主はお神酒で清めます。

▼全員で乾杯!
今日の工事の安全を祈ります。

▼ヘルメットの装着が始まりました。金槌にお神酒をかける大工さんもいます。

▼まず柱を建てていきます。
最も長い柱は、2階まで通るので「通し柱」と呼ばれます。

▼役割分担が自然に行われます。まさに阿吽の呼吸。
柱を建て始めると、すかさず戸畑大工が脚立を
運び始めました。

▼その頃、現場監督達は足場に取り付けられた防護ネットを
広げていきます。

▼柱はほぼ建ちました。
写真の右側は、本日初の、梁の取り付けです。

▼田口大工が脚立に上がり、梁をグイッと
持ち上げます。

▼別の大工がそれを引き寄せます。

▼こちらは写真を撮られるのが大好きな、泊親方。

▼ニコニコ笑いながら、片手で梁を持ち上げます。

▼上で待ち受ける大工が、柱に梁をかませやすいように、
下で柱を支え持ちます。

▼柱にはまり込んだら、泊親方はサッといなくなり、
別の場所での作業にかかります。

▼こうして1階に置かれていた材料はこれだけになりました。

▼その材料を上に上げます。

▼若い大工さんは、きれいに並べます。

▼並べた木材は、頭つなぎと呼ばれる横架材。

▼その横架材を持って、梁と梁の間にはめ込みます。


▼全員が2階に上がった中、1階では好樹棟梁と野田大工による
上棟恒例の建て入れ直しが行われています。
柱に下げ振りという道具を取り付けます。
「屋起こし№1」という名称の長い棒をギュッ、ギュッとねじることで
斜めにわたした仮筋交いの両端の柱が床からピッタリ垂直に立ちます。
その「ギュッ、ギュッ」の塩梅を、好樹棟梁は下げ振りの目盛りをみながら
測るのです。

▼ジャストの目盛りになったところで仮筋交いに釘を打って固定させます。

▼泊親方と高田大工のコンビで行うことが多い「建て入れ直し」。
だから泊パパは、今日は珍しく金物の取り付けを行っています。

▼手で金物を締めた後、電動でギュウ~ッときつく固定します。

▼そこに運ばれてきたのは2階の床材。

▼みんなで運んで取り付けます。

▼設置位置がずれないよう、まずは釘打ちします。

▼その後、電動でシュパン、シュパンとスピーディーに釘打ちをしていきます。

▼床が完成したら、2階での作業の道具の移動です。
吹き抜け部分を使って、下から脚立を上げます。

▼釘やボルト等も移動させます。

▼一段上の足場に置き直すのです。

▼火打ち梁も、一段上に移動させました。
すべてにキチンと手順があり、それにのっとって
作業を行うのです。

▼2階用の梁も移動させます。

▼そこに運ばれてきたのは、2階用の柱。
梁の移動は、柱を置く場所を確保するためだったのですね。

▼柱を建てます。

▼ほぼ建った頃、クレーンが動き始めました。

▼もうお分かりですよね。
1階同様、大きく重い梁は、クレーンで吊り上げるから。

▼こうやってガシッと挟みます。

▼両端にいる大工さんが交互に掛け矢(=木製ハンマー)を振り下ろして、
梁を柱にかませます。

▼ここからは梁と梁をつなぐ作業をお見せしましょう。
一人の大工さんが片手で梁を持ち、もう片方の手で掛け矢を打ち込む…
すごい技です!





▼ここでは二人で協力して行っている姿が…



▼先ほど足場の高い位置に移動させた
火打ち梁を取り付けています。


▼次は金物の取り付けです。
こうして所定の場所に置いていきます。

▼それを穴に差し込んで付けます。


▼金物が終ると、いよいよ上棟に向けての作業です。
母屋がクレーンで運ばれてきました。

▼バルコニーに仮置きされていた小屋束を
クレーンで吊り上げるために、
渡邊大工が素早く移動し、その準備を行います。

▼母屋を移動させる中、小屋束が運ばれてきました。

▼小屋束を建てていきます。


▼小屋束の上部に母屋を渡します。
母屋の最も背丈の高い部分、ここが棟木です。

▼今、留めている金物は「カスガイ」。
「子はかすがい」の、あのカスガイと考えれば、この金物の役割が
分かりますよね。

▼そして、上棟しました!!

▼正午少し過ぎ。
担当の樋渡住宅コンシェルジュの進行によって、食事会が始まりました。

▼棟梁の好樹大工が挨拶をします。

▼昼食会を開いてくださった施主がご挨拶。
早朝からの作業を見学しての感想に加え、
「これから寒くなるので、みなさん健康には
気をつけてください」という
温かい言葉もいただきました。


▼食事後は、施主一家のお楽しみ!
初めて我が家の2階を体験するひとときです。

▼広いバルコニーに出て、
素晴らしい眺望に見とれるみなさんでした。
上棟、おめでとうございます
