福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡で家を建てることを検討しているものの、土地や建物の費用についての不安や、どのエリアに家を建てるのが適切なのか悩んでいる方も多くいらっしゃるでしょう。

本記事では、福岡で家を建てる場合のおすすめのエリアや土地と建物の相場、建築会社を選ぶ際に気を付けたいことなどをわかりやすく解説します。

 

 

 

福岡で家を建てる際のポイント

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡の気候条件などから、家を建てる際に絶対に押さえるべきポイントは以下の通りです。

●夏の暑さや冬の寒さ対策
●花粉や黄砂やPM2.5対策
●徹底された地震対策
●必須のシロアリ対策

それぞれ順番に解説します。

 

夏の暑さや冬の寒さ対策

気象庁のデータを基に1992年~2022年までの30年間で、夏と冬の気温がどのように変化しているか確認してみましょう。

 

夏の平均気温の比較(7月・8月)

1992年:26.6℃
2022年:29.4℃

30年間で平均気温が2.8℃上昇していることがわかります。

 

猛暑日の日数(7月・8月)

1992年:2日
2022年:19日

30年間で猛暑日の日数が17日も増加していることがわかります。

 

冬の平均気温の比較(1月・2月)

1992年:7.7℃
2022年:6.6℃

30年間で平均気温が1.1℃下降していることがわかります。

 

冬の最低気温(1月・2月)

1992年:0.1℃
2022年:-0.3℃

30年前はなかったマイナスの日が観測されていることがわかります。

 

以上のように、福岡の夏は30年前と比べて気温が上昇し猛暑日の日数も増加しています。また、福岡の冬は平均気温・最低気温ともに下降し厳しい寒さとなっています。つまり、福岡で家を建てる場合、夏の暑さや冬の寒さ対策をおこなう必要があるのです。

 

花粉や黄砂やPM2.5対策

福岡は中国に近いため、春には黄砂やPM2.5が頻繁に飛来します。また、2008年の全国疫学調査によると、日本人の4人に1人が花粉症に悩まされているとわかっています。つまり、花粉や黄砂やPM2.5などを家に入れない対策をおこなう必要があるのです。

 

徹底された地震対策

福岡は2005年に震度6弱を観測した福岡県西方沖地震が発生しました。また、2023年現在においては「マグニチュード7を超える大地震が起きてもおかしくない」と言われています。つまり、大切な家族の命を守れるように対策をおこなう必要があるのです。

 

シロアリへの対策

福岡は夏に湿った気団の影響を受けやすく、湿った海風が入りやすいという特徴があり、シロアリにとって快適な環境であるため、住宅に害を与えるシロアリが全種生息しています。つまり、大切な資産である住宅を守れるように対策をおこなう必要があるのです。

 

 

福岡で家を建てる際の土地の相場

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡で家を建てる際のおすすめのエリアの土地の相場は以下の通りです。

● 福岡市南区
● 福岡市西区
● 久留米市

それぞれ順番に解説します。

 

福岡市南区

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡市南区は、西鉄とJRの両沿線があり県内はもちろん県外のアクセスも良好です。特に大橋は、福岡市南部の副都心として商業施設が集中しておりすべての用事を完結できる利便性があります。大橋駅のバス停は約60路線、1日700便以上が運行されており、天神へ10分以内にアクセス可能です。

また、都心でありながら少し離れると、閑静な住宅街や川や森もいたるところにあり、自然を感じながら便利な生活をするにはおすすめのエリアです。

 

福岡市南区の土地相場

●47.6万円/坪

福岡市南区は福岡市東区に次いで、福岡市の中でも2番目に手頃な土地相場となっています。

 

福岡市西区

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡市西区は、耕地面積が福岡市の半分以上を占めており、豊かな自然環境に恵まれているエリアです。姪浜や九大学研都市では、駅周辺ですべての用事を完結できる利便性があります。大型商業施設や病院や役所などへのアクセスが良く、非常に暮らしやすい環境であると言えるでしょう。

また、綺麗な海や緑豊かな山や大きな公園、カフェやバーベキューなど家族で楽しめる施設が多いため、お子さまがいる方におすすめのエリアです。

 

福岡市西区の土地相場

●53.6万円/坪

福岡市西区は福岡市南区に次いで、福岡市の中でも3番目に手頃な土地相場となっています。

 

久留米市

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

久留米市は、西鉄大牟田線、JR鹿児島本線、JR九大本線、九州新幹線の4路線があり、交通の要衝である高速道路の鳥栖ジャンクションに近いことから、東西にも南北にも移動がしやすく非常に便利です。近年では、福岡都市圏の土地価格の高騰を受けて、ベッドタウンとして注目されています。

また、昔から医療の街として知られており、全国トップクラスの医療設備を揃えていることから、高齢者の方や二世帯の方におすすめのエリアです。

 

福岡県久留米市の土地相場

●15万円/坪

久留米市は福岡市と比較すると手頃な土地相場となっています。先日発表された2023年の路線価では、全国トップの路線価上昇率19.1%となっており注目度の高さが伺えます。

 

 

福岡で家を建てる際の建物の相場

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

家を建てる際に建物の相場を知りたい場合、坪単価はひとつの目安になります。住宅金融支援機構のフラット35によると、福岡県全域の注文住宅の価格の平均は約3141万円、住宅面積の平均は114.1㎡(約34.5坪)とされており、建物の平均坪単価を計算すると約91万円となります。

そして、土地代は平均1198万円、敷地面積が251.9㎡(約76.2坪)とされており、土地の平均坪単価を計算すると約15.7万円となります。ただし、福岡県はエリアによって土地の単価が大きく異なります。

福岡県の平均坪単価は、福岡市や近隣エリアが高めているため、福岡市以外のエリアで家を建てる場合、上記よりも費用を抑えることが可能です。福岡県全体の平均で考えると、費用相場が高いと感じられますが、エリアによって必要な費用が大きく異なることを押さえておきましょう。

 

 

福岡で2000万円台で家を建てられる?

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

家を建てる際に予算を抑えたいというのは共通の願いだと思います。そのような方にとって、土地から購入して2000万円代は予算の基準なのではないでしょうか?もし2000万円代で「福岡で土地を購入して家を建てたい」とお考えの場合、以下を押さえておくことが大切です。

●ローコスト住宅はオプション費用が高い
●満足できる家を建てられないケースが多い

それぞれ順番に解説します。

 

ローコスト住宅はオプション費用が高い

ローコストを売りにするハウスメーカーは、ローコストと言うくらいなので安価に家を建てることができます。しかし、一生に一度の家づくりなので住宅に対する様々な要望が出てきます。結果、オプション費用が増加し、想定以上の費用が必要になる場合があります。

 

満足できる家を建てられないケースが多い

予算不足によって思い通りの立地に家を建てられなかったり、住宅を快適にするオプションをつけられないため、満足できる家を建てられないケースが多いです。相場を鑑みると建物代だけで2000万円後半~3000万円前半の予算が必要になると考えると良いでしょう。

 

 

福岡で家を建てる際の建築会社の選び方

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】

福岡に家を建てる際に建築会社(工務店やハウスメーカー)を選ぶ基準として確認しておくべきことは以下の通りです。

●建てる家の断熱性能【夏の暑さや冬の寒さ対策】
●建てる家の気密性能【花粉や黄砂やPM2.5対策】
●建てる家の耐震性能【徹底された地震対策】
●建てる家の耐久性能【必須のシロアリ対策】

それぞれ順番に解説いたします。

 

建てる家の断熱性能【夏の暑さや冬の寒さ対策】

「断熱」は、省エネ住宅の3大要素の1つでもあります。断熱性能を高めることで、住宅の内外に熱が移動することを防ぎ、外気の影響を受けにくくすることができます。

断熱性能はUA値という数値で示すことができ、福岡の主な地域はUA値0.87以下であることが基準とされています。なお、福岡工務店の断熱性能を示すUA値は0.43です。

詳しくは「断熱へのこだわり」のページをご覧ください。

 

建てる家の気密性能【花粉や黄砂やPM2.5対策】

「気密」は、省エネ住宅の3大要素の1つでもあります。気密性能を高めることで、隙間から空気が出入りするのをなくし、花粉や黄砂やPM2.5の侵入を防ぐことができます。

気密性能はC値という数値で示すことができ、一般的な高気密住宅はC値1.0以下であることが基準とされています。なお、福岡工務店の気密性能を示すC値は0.08です。

詳しくは「気密へのこだわり」のページをご覧ください。

 

建てる家の耐震性能【徹底された地震対策】

地震への強さを表す耐震等級は以下の通りです。

耐震等級1

●大地震でも倒壊しない耐震性

 

耐震等級2

●耐震等級1の1.25倍の耐震性

 

耐震等級3

●耐震等級1の1.5倍の耐震性

 

記憶に新しい熊本地震では、極めて短期間で大地震が繰り返し起きたことにより、想定を超える大きな被害をもたらすことになりました。しかし、耐震等級3の住宅は1棟も倒壊しなかったとされています。なお、福岡工務店では耐震等級3に加えて制震システムも標準仕様です。

詳しくは「災害へのこだわり」のページをご覧ください。

 

建てる家の耐久性能【必須のシロアリ対策】

耐久性能を高めるためのシロアリ対策は以下の通りです。

●防蟻性・防湿性のシートを敷く
●防蟻性のある断熱材を使う
●シロアリが嫌いな材料を使う
●シロアリが嫌いな環境を作る
●人による定期的な点検の実施
●万が一の際に保証で対応できる

全国有数のシロアリ生息地帯である福岡で家を建てる際は、上記の対策を参考にしていただきながら、しっかりとシロアリ対策している建築会社に依頼すると良いでしょう。なお、福岡工務店では全ての対策を標準でおこなっておりますので耐久性能が高い家となっています。

詳しくは「耐久へのこだわり」のページをご覧ください。

 

 

まとめ

福岡で家を建てる場合のおすすめのエリア【土地や建物の相場などを解説】本記事では、福岡で家を建てる場合のおすすめのエリアや土地と建物の相場、建築会社を選ぶ際に気を付けたいことなどをわかりやすく解説しました。

建築会社を選ぶ際、価格も重要なポイントです。家を建てると数十年に渡りローンの支払いが続くことになりますが、価格が高すぎる場合、毎月のローンの支払い額が高くなってしまい、生活が苦しくなる可能性も考えられます。

そのため、土地価格と建物価格の総支払額と、家に求めたいことのバランスを取りながら、無理のない返済計画で依頼できる建築会社にすると良いでしょう。福岡工務店では、性能にこだわることで快適な居住環境を実現しておりますので、福岡の土地に最適な家を建てたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。