左官職人:能島崇

プロフィール
名前 能島 崇(のうじま たかし)
仕事内容 左官職人
生年月日 昭和45年10月2日生まれ
出身地 福岡県

事務所スタッフより

冗談を言ってみたり、いつも笑顔とユーモアに溢れている左官職人の能島職人。作業中は普段のイメージが一変し、真剣な眼差しでコテを操って「家の顔である玄関」を美しく仕上げる凄腕の職人です。流行廃りに流されにくい素材のこと等、長く住める家についての知識も豊富です。そんな能島職人に、これまでの経歴や仕事内容、家づくりにかける想い等を聞いてきました。

左官職人になったきっかけを教えてください。

能島職人:ズバリ儲かるから…いや、冗談です(笑)最初は成り行きで20歳ぐらいから始めたんですが、その後3年の間で、丁稚奉公しながら必死に経験を積んでいきました。気が付けばそのまま26年間仕事を続けていましたね。現場監督の田之上さんとは10年以上の付き合いです。

左官職人の仕事は具体的にどんな仕事ですか?

能島職人:左官屋の仕事といったら、昔は風呂場から全部つくったりと家全般の施工でした。タイルを貼ったり、聚楽(じゅらく)壁を塗ったり、桟(えつり)といって竹等で組んだ壁の下地にコテで塗り付けていったり色々です。今はそういう仕事は少なくなってきていて、巾木を塗ったり、玄関の下地をつくったり、勝手口をつくったりという仕事がほとんどですね。後は、エコキュートのヒートポンプの土台をつくったりもします。

仕事で苦労することはありますか?

能島職人:やっぱり天候に大きく左右されるという部分でしょうか。いくら自分が段取りよく進めようと思っても、天気だけはどうにもなりませんからね。夏場と冬場、また天気によっても乾く時間がかなり違ってきますので、そこも計算に入れて段取りしなければいけません。それと、左官屋の下積みは大体3年ほどかかりますが、逆に言えば、大体3年で家1軒丸ごと1人でできるようにならなければいけませんから、計画する力もとても大事ですね。

やりがいや楽しさはどういうところにありますか?

能島職人:やっていてよかったのは、左官の仕事が形のない所に形づくって行けることですね。大工さんでしたら、形のあるものを削ったり組み立てたりしていく楽しさがあると思うんですけれども、また別の醍醐味がありますね(笑)外の仕事だから暑いときは暑い、寒いときは寒い、時間がなくてご飯も食べられない時がある。色々大変です。それでも、ものを作っていける仕事はやっぱり楽しいし、その大変な所にもやりがいを感じますね。

仕事の上で普段から心がけていることは何かありますか?

能島職人:左官の良し悪しは使ったコテの形がそのまま仕上げになります。それが怖い所であり、面白い所でもあるんです(笑)例えば、巾木の部分は地味なようでいて家の外観の印象を大きく左右しますから決して手は抜けません。玄関口や勝手口は階段状になっていることから手間がかかりますが、ここがまた腕の見せ所でありこだわっているポイントです。

これから家を建てようとされるお客様へのアドバイスをお願いします。

能島職人:お客様の好みによって色々な悩みがあるとは思いますが、あえてお伝えするとしたら家と長く付き合うためには、メンテナンスしやすい材料を選んだ方がいいという点ですね。例えば、最近、珪藻土という素材は除湿効果があると人気ですよね。でも、珪藻土は最初に家を建てるときに模様をつけて塗ってしまったら、張り替えができない素材でもあります。リフォームなどをする場合、1回完全に剥いでしまわなくてはならず、下手をすればボードからやり直しの施工になります。リフォームまでいかなくても、住んでいるうちに汚したり壊したりした場合、補修しようにも同じ材料がそのときにあるかどうかわかりません。意外と家に使われる素材は、はやりすたりが激しいものなんです。そういうことを考えたら、家を建てる際の材料選びの際には、後々のメンテナンスのしやすさや費用という観点も加える方がいいと思います。

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